「地獄です」帰宅途中に受けたLINEのせいで人生を棒に振った男の話
人生は選択の連続。振り返ってみれば「あの時、ああしていれば良かった」と悔やんでいることの一つや二つは誰にでもあることなのかもしれません。今回は、帰宅途中に同僚から受けたLINEのせいで、大切な人に会えなかった男性のエピソードを紹介します。
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仕事一筋で職人気質の惣菜コーナーのチーフ
「チーフ、今から店来れますか?トラブル発生です」
大手スーパーマーケットに勤める蓮斗(レント)さん(仮名・28歳)のLINEに、メッセージが入ったのがこの事件の発端です。
蓮斗さんは、前職は中華料理店のコック担当で、調理師免許を持っていたため、異例の早さで惣菜コーナーのチーフに抜擢されました。
さらに、食材や調理方法の研究、仕入れ先の見直しなど、熱心な勤務態度が他の社員からも認められています。彼がチーフになってからというもの、安くて美味しいと近隣でも評判になり、過去最高の売上も上げたそうです。
職場にクレーマーが襲来、同僚からのヘルプ要請LINE
その日は早番で、夕方前に退社して、駅のホームで電車を待っていた時でした。
「ずいぶん前にLINEの連絡先交換をしたっきりで、それから一度もやり取りのなかったサービスカウンターの木下くん(仮名・24歳)からのLINEだったんです。珍しいしどうしたのかな?と思ってその場で内容を確認しました」
その内容は「惣菜の味がおかしい、腐っているのではないか?」というクレームが入ったので助けてほしい、というものでした。
「調理する前に食品が傷んでないかチェックすることはみんなにも徹底させていたし、生鮮部門でもチェックしているはずだから、そんなことは起こるはずはないんです」