【Z世代は何を想う】星野リゾート界の総支配人が語る「変化を楽しむ生き方」
【現在の業務内容】界 仙石原の総支配人として勤務
― 現在の業務内容を教えてください。
澤田さん:星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」の仙石原で、総支配人をしています。スタッフ間でのミーティングのほか、フロント業務、掃除、ご当地楽(「界」が行っている、伝統工芸、芸能、食などの地域の特徴的な魅力を楽しむためのおもてなし)の開催、館内の巡回などが主な業務です。
フロント業務、掃除、ご当地楽開催などは他のスタッフのヘルプという立ち位置なのですが、積極的に関わることでお客様のことも、スタッフのこともより詳しく知ることができます。館内で起きていることを把握しておくためにも、ヘルプには頻繁に入るようにしていますね。
― 26歳で総支配人はかなりのスピードですよね!なぜ総支配人のポジションに手を挙げたのでしょうか?
澤田さん:自分よりも会社のほうが、自分をうまく使ってくれると思ったからです。総支配人に立候補すれば、もし人事が私を必要だと思っていれば総支配人として声がかかるだろうし、もし私を必要としてくれる場所があったら「来てください」と言ってもらえると思いました。入社して2年半で総支配人に立候補できたのは、そういう気持ちがあったからかもしれません。
【入社早々やっちゃいました】仕事での失敗は?
― 入社して早々やってしまった失敗談があったら教えてください。
澤田さん:「界 仙石原」の総支配人に着任して1カ月半なので、大きな失敗はまだないですね……。
【入社早々やっちゃいました】うまくいった仕事は?
― では、これはうまくいったな……!と感じた経験はありますか?
澤田さん:2021年12月1日付で総支配人に着任したのですが、就業後に自宅にいたところ、職場から電話がかかってきました。施設設備のトラブルがあり、お客様をご不便をおかけしてしまったんです。
まずはスタッフと状況を確認し、施設設備の対応とともに、お客様への対応をスタッフに指示。その後、朝になってから自分自身もお客様のお部屋に伺って、お客様を不安にさせてしまったこと、ご不便をおかけしてしまったことをお詫びしました。その日も続けて宿泊されるご予定だったので、お食事をゆっくり召し上がっていただけるように、レストランでのドリンクをご用意させていただきました。
着任早々の出来事だったため、かなりびっくりしましたが、トラブルの謝罪を無事に受け入れていただけて本当に良かったです。幸いなことに、原因もすぐに究明でき、再発も防止できています。