企業が優秀な学生にアプローチするために行う「学生インターン」。学生にとっては貴重な就業体験の機会ですが、なかには双方にとって“不幸なマッチング”が生まれてしまうことも……。「bizSPA!フレッシュ」で過去に掲載した記事の中から特に反響の大きかった「職場のモンスター大学生」にまつわる人気記事を再掲載します（初公開2019年8月18日、情報は掲載当時のものです）。

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　学生が就業前に企業などで就業体験を行うインターンシップ。インターンで来た学生の担当をするのも大事な業務ですが、中には大学生から恋愛対象にされてしまったというビジネスマンもいます。

※画像はイメージです（以下、同じ）

　今回、そんな体験を語ってくれたのは都内のIT企業に勤める河合秋人さん（仮名・29歳）。

「彼女いないんですか？」と学生の質問

「去年の夏、うちの会社に短期インターンの女子大生が来たんです。僕は彼女達を直接担当をしたわけじゃないんですが、サポート役として回ってて。まぁ、社内で顔を合わせたら軽く話す程度にはなっていたんですよね」

　インターン生が参加して2週間ほど経った頃、その女子大生を担当する同期社員が妙な話題を振ってきたとか。

「同期社員が『インターンのT田さん（仮名）が、河合さんって彼女いないんですか？って聞いてきたぞ』とニヤニヤしながら言ってきたんです。最初は冗談だと思って流していたんですが、それ以来、そのT田さんと社内で顔を合わせることがやたら増えていきました」

行きつけの定食屋に姿を現し…

「僕は電子タバコを吸っているので休憩時は喫煙所にいることが多いんですが、T田さんがタバコを吸うわけでもないのに喫煙所の近くにいたり。僕が喫煙所から出るとやたら話しかけてきて。無視するわけにもいかないので軽く話す程度にはしていたのですが、それを見た同期から冷やかされたりして、内心面倒くさいなぁと思っていましたね」

　というのも、河合さんには結婚前提で交際している彼女がいたそうです。しかし、そんな河合さんとは裏腹にT田さんの行動はエスカレートしていきます。

「ランチのときに僕がいつも行っている定食屋でご飯を食べていたら、突然『河合さん！』と声をかけられたんです。見るとT田さんがそこにいて『ご一緒していいですか？』と言われました。そこの定食屋は美味しいんですが、あまり女子が来るような店じゃなくて。ましてインターン生が来るなんてことはほとんどなくて『もしかして付けられてた？』と、勘ぐってしまったんですよね」