待望の「iOS12.1」新機能をチェック。高性能カメラがますます進化?
2)グループFace Time
iPhone同士でのテレビ電話通話を可能にする「Face Time」が最大で32人までの同時通話に対応するようになります。こちらの機能は「iOS12」での提供が残念ながら見送られていました。
単なる個人間のテレビ電話としてだけでなく、企業間での遠隔会議に利用されていたというニーズも汲み取っての人数の拡大だと思われます。
ただし、iOS12.1へアップデートしているiPhone同士でしか利用することができず、現段階ではユースケースとしての機能に留まっている点には注意が必要です。
3)リアルタイム“ボケ感”効果をポートレートモードに実装
iPhone XSとiPhone XS Maxでは、新しく写真アプリのポートレートモードでボケ感の調整をすることができるようになりました。
ポートレートモードで写真を撮ったら、後からボケ感を自分の好きなレベルで調整ができるのです。
iOS12.1では、このボケ感調整を“撮影時に”調整することが可能になります。新型iPhoneの性能アップしたカメラと合わせてさらに表現力豊かな写真が撮影が可能になりそうですね。
4)eSIMサポート機能
デュアルSIMと呼ばれる、「2つのSIMを使い分けることができる機能」が利用できるようになります。
iOS12.1ではデュアルSIMを利用することで、海外旅行の際などには、主要回線をローミングして音声通話に利用し、予備回線を現地のeSIMに適用してデータ通信に利用することで料金を抑えることができます。
ただし国内のキャリア(docomo・KDDI・SoftBank)では未対応。3キャリアの今後の対応に注目したいところです。
iOS12では、iPhone XSシリーズの高スペックな機能を十分発揮できるようなアップデートが加えられ、最近のiOSのアップデートではかなり大きな変化を持ったものでした。その分、早々にバグが見つかったり、搭載が見送られた32人同時Face Timeなど、“惜しい”ところがあったのも事実。
iOS12.1ではそれらの問題が解決されているようなので、正式版のソフトウェアに採用されたらアップデートをしてみるものいいかもしれません。もちろん、アップデート前にはバックアップデータを取るのをお忘れなく!
<TEXT/尾身宗一郎>