モテを具現化した「あざかわ女子」漫画作者が明かす“意外な恋愛経験”
漫画家になりたいという思い
──大学生活スタートでつまずくと、なかなかツラいものがありますね(笑)。
アン:なんの神秘性もない人でしたね(笑)。
──大学卒業後は就職などはされたのですか?
アン:いえ、就職はしたくなくて。でも、幼い頃から漫画家になりたいなという思いは持ってたんですよ。高校生のときに1回、大学生でも2回、少女漫画誌に投稿したぐらいですから。
──ちなみにその漫画の結果はどうだったんですか?
アン:大学のときに送った作品は、ちゃんと評価してもらいましたね。編集部からチェックシートというか、添削が戻ってくるんですけど、そこに「絵も上手だしストーリーもしっかりしてる」と書いてありまして。でも、絵がリアル過ぎて少女漫画っぽくないねって。それが20歳ぐらいなんですけど、心が折れちゃって、そこからしばらくはお休みしてました。
大学院卒業後は個人事業主に
──でも、ちゃんと評価を受けると、あきらめがつかない部分はありますよね。
アン:そうなんですよ。だから、まわりと同じように就職したくなかったので、大学院に進もうと。修士は普通2年なんですけど、できる限り引き延ばすために都合3年通いました。両親は真面目なんで、漫画家なんて許してくれないと思ったので、「もっと勉強したいんです」って言えば猶予期間を作れるかなと。
──では、卒業後は?
アン:実は学生の頃から、イラストレーターやグラフィックデザイナーとして仕事をしていたので、卒業後はそのまま個人事業主になりました(笑)。運が良いことに、関西で数十店舗も展開している居酒屋さんのメニューや看板、ロゴを制作するお仕事をいただいていたので、それに取り組む毎日でしたね。