課題をクリアしたらデートに誘われる…恋愛漫画家が遭遇した「ヤバい男たち」
“婚活の現実”を伝えたい
──男性にしっかりとダメージを与える方法もありそうですよね(笑)。
アン:だから昔のぶりっ子とも違う、大人の女性としてのしなやかさを持っているように思います。私自身、まだまだそのあたりは勉強中なので、『あざ婚』に登場するマリ子のキャラクターについても、担当編集者の方の意見をかなり参考にしていますよ。私だけの発想だと、ただの口の悪いおばちゃんになってしまうと思うので。
──この作品には、ご自身の経験も踏まえて教訓めいた思いも込められているんでしょうか。
アン:そういう思いもあります。やっぱり、傷ついたり、傷つけたりしながら人間関係は構築するしかないのも現実ですが、事前に「これは危険だよ」って少しでもお伝えできればいいかなと。逆もそうで、やり方さえ間違わなければ、人と出会える母数が圧倒的に多いマッチングアプリは、かなりオススメ度が高いです。
マッチングアプリで良縁成就するには
──やはり、たくさんの人と出会うことが1番なのですね。
アン:結局、そうだと思うんです。会ってしゃべったり、色んな時間を一緒に過ごすなかで、初めて見えてくるものだってありますから。それに、女性って少し、現実離れした理想を追い求めていることがあると思うんです。いろんな漫画やアニメを見て育ってますから。ベタに表現すると、白馬に乗った王子様が来てくれてっていう……。それはダメじゃないけど、やっぱり現実には、白馬に乗った王子様はそぐわない。
──ファンタジーな理想を追い求めては結婚できない?
アン:そこまで言うつもりはないんですけど。現実で結婚しようとして、結婚相談所や街コン、マッチングアプリ、ナンパとか、いろんな出会い方をすると、いろんな男性に遭遇して疲弊しちゃうんですよ。その免疫として、現実はこうなってますよっていう。どこまで表現できているかわからないんですけど。