年間10万円の節約に!洗濯物の9割を自宅で洗うコツを“日本一の洗濯屋”が伝授
洗濯物の9割は家で洗える
ウールやニット、ダウンなどデリケートな冬服でもクリーニングに出さず、自宅で手洗いすることが可能だそうだ。
「ウールやシルクといった繊細な素材を使った衣類には、『ドライマーク』の洗濯表示が付いていると思いますが、これは『ドライクリーニングしかできない』という意味ではないので、クリーニングに出さなくても、自宅で手洗いすることも可能です。
デリケートな素材ゆえ、中性洗剤を使い、水に浸す時間は3分、脱水1分、すすぎは30秒~1分、最後の脱水も1分ほどで行うのがポイントです。脱水のときは洗濯ネットに入れて、余っている部分があれば、しばるなどしてネットの中で洗濯物が動かないようにします。
クリーニングに出さないと洗えないのは、水に弱い皮革や毛皮、レーヨン、キュプラ、アセテートなどの半合成繊維、光沢やしわ加工のものなど。それ以外は自宅で洗うことができるため、『洗濯物の9割は家で洗える』と覚えておくといいでしょう」
“洗ブラ流洗濯術”で年間10万円の節約に
洗うのが面倒だからと、なんでもかんでもクリーニング店に衣類を出していれば、それだけでクリーニング代がかかってしまう。冬のコートや仕事で使うスーツ、学生服まで、洗濯ブラザーズが伝える洗濯の仕方を実践すれば、全て自宅で手洗いすることができるわけだ。
洗ブラ流洗濯術を通して、「年間10万円クリーニング代を節約した人もいる」と康之さんは言う。
「詳しくは著書を読んでもらえたらと思いますが、クリーニング屋はドライクリーニング以外、家庭と同じように洗濯機を使ったり手洗いで汚れを落としたりしています。つまり、想像している以上に『クリーニング屋でしかできない』ことは少ないわけで、コストをかけてでも時短や効率化を選ぶか、あるいは節約するために手洗いするかは、天秤にかけて考えてみるといいのではないでしょうか」