年間10万円の節約に!洗濯物の9割を自宅で洗うコツを“日本一の洗濯屋”が伝授
洗濯物を1日以上溜めてしまうのはNG
「サラリーマンやビジネスマンの方は、日々忙しい生活を送っていることから、どうしても洗濯物を溜めてしまいがちですが、できれば洗濯物は24時間以内に洗うのが理想的です」だと、康之さんは言う。
「よくやってしまうのが、洗濯槽の中に衣類を入れて放置しておくこと。これだと、臭いの原因になる雑菌が繁殖してしまうため、必ず通気性のいい洗濯カゴに入れておきましょう。冬の乾燥の季節では、太陽が照っている日に外干ししても衣類が乾きづらい。外干しする際には、洗濯物はなるべく高い位置に干し、衣類との間隔をこぶし1つ分空けて風通しを良くすることが大切だという。
「パーカーやジーンズなどポケットが付いているものは、裏返して干すと乾きが早くなります。ただ、我々プロが推奨しているのは“部屋干し”なんです。どうしても外干しだと、紫外線で布地の傷みや色落ちの原因になることもある。さらに厚手の衣類が増える冬場は、外に干しても乾きづらくなるので、部屋干しを効果的に活用するのがおすすめと言えます」
正しい「部屋干し」で嫌な臭いは防げる
部屋干しは、嫌な“生乾き臭”が発生するというイメージがつきまとい、嫌がる人も少なくない。だが、正しい乾かし方や部屋干しのコツを身につければ、「嫌な臭いとは無縁の部屋干しを実践できる」と、康之さんは説明する。
「部屋干しをする際、洗濯物はなるべく高い位置に干すこと。そしてサーキュレーターで風を送り、除湿機で部屋の湿度を下げると効果的です。狭い部屋のほうが除湿しやすいので、浴室や脱衣室などの場所を選ぶといいでしょう。このようにすることで、生乾きの臭いを防ぐことができます。
ただ、洗濯槽の汚れが目立ってくると、正しく部屋干ししても臭いが残ってしまう場合があるので、もしきちんと洗っても臭いが取れない場合は、洗濯槽をクリーニングしましょう」