W杯芸人すがや、現地の熱狂を語る「グループリーグの主役は日本代表」
日本代表のおかげで奢ってもらえた
──スタジアムでお酒の販売がないということも話題になりました。街でも売られていないんですか?
すがや:普段から外国人向けのバーなど、ごく一部でしか売られてないんですよ。許可証のようなものがあって、現地に住む外国人は、限られた場所で許可証を出してお酒を飲んでるみたいです。大会中は「ファンフェスタ」という場所だけで販売が許可されましたが、ビールが1杯1900円という値段で、驚きをもって報じられましたよね。
──では、お酒好きの日本人サポーターは、大枚を叩くか我慢するしかなかったんですか?
すがや:僕は仕事があったのでファンフェスタに飲みにいけなかったんですが、日本人は日本代表の活躍の恩恵を受けられたみたいです。ドイツ戦の後、日本のユニフォームを着てファンフェスタに行くと、「いい試合だったな!」ってご馳走してもらえたりしたそうです。
「この大会だけで39試合見た」日本人も
──日本でテレビなどを見ていると、今回の日本代表の活躍は大きく伝わってきましたが、現地はどうでした?
すがや:ドイツに勝った後は浮かれまくりましたよ! ただ、浮かれまくったせいで、日本人サポーターはドイツ戦以降、燃え尽き症候群みたいになっている人も多くて、他の国の試合はあまり見てないという感じもありましたね。
──自国以外の試合を見るのが普通なんですね。
すがや:ドーハは小さい町なので、滞在していれば毎日どこかしらの試合が見られるんです。多い人では「この大会だけで39試合も見た」という日本人もいますよ(笑)。
──スペインにも勝って、日本ではお祭り騒ぎになりましたが、あくまで日本人視点だからすごいことに見えるだけで、世界から見ればあまり大きな出来事ではないのかもしれないとも思いましたが。
すがや:そんなことないですよ。スペイン戦の後は、カタールという国全体がみんな日本の味方みたいになってました! 今大会、グループリーグの1番の主役は日本だったと、現地にいても思いますね。