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月150万円超稼ぐパパ活女子が「“定期19人”いても新規開拓を辞めない」ワケ

ビジネス

セックスなしのパパ活は継続しない

 茶飯のときはパパとの関係は続かなかった。しかし、セックスをするとパパはまた会いたがった。新規のオファーも激増した。定期パパがどんどん増えていった。

「エッチはホテルに入って始めれば、いずれ終わる。終わるのを待とうって感覚。定期パパが増えまくった時期に彼氏もできて、その彼氏が性欲強くて毎日デートとかセックスとか。本当に訳がわからなくなりました。彼氏がいるときは定期パパとはホテルに行くけど、新規探しはやめました。それにキャバクラもやっていたし、本当に忙しくなりました」

 定期パパは会社経営者から公務員、サラリーマンまでいろいろ。ガチの恋人と勘違いしているパパもいる。勘違いパパもお金になるので切らない。トラブルにならないように、パパたちには他のパパの存在は秘密にしている。

おじさんは、よっぽど嫌じゃなかったら大丈夫です。私、ジャニオタだからイケメン好きだけど、お金が絡むと感覚は全然違う。おじさんとのデートとかセックスは仕事。セックスで嫌なのはねちっこい人、恋人みたいにしようとか。渋谷で手をつなごうとか、駅前でハグとか。え、ここで! みたいな。駅前でハグとか、普通に彼氏相手でもしたくないです」

おじさんとのセックスで月150万円以上を稼ぐ

キャバクラ

 パパが増えすぎた。半年前から大学だけでなく、キャバクラに出勤する時間もなくなった。キャバクラからはもっと出勤を求められたので辞めた。専業パパ活女子になってから収入はうなぎのぼりだ。いまは月150万円以上を稼いでいる

「断る人も、もちろんいる。40代とか50代のおじさんで、最悪な感じの人はたくさん。この前は51歳の自称経営者のおじさんに『親ガチャ失敗』って言われたし。『奨学金借りて大学に行ってパパ活とか、親がクズだね』って。しかも『大学が大東亜帝国とか、君は残念な子だね』って」

 51歳自称経営者は、肌は脂ぎって頭頂部はハゲていた。ピンクシャツの襟を立て、若づくりしていた。歌舞伎町のドンキで待ち合わせて、いつものように喫茶店に行った。学生時代に歌舞伎町のキャバクラで遊んだ話から始まり、短い足を組んで自慢話を語り出した。

「『君は大東亜帝国だけど、うちの娘は慶應。もちろん大東亜帝国の君と違ってパパ活なんてしないよ』って。『俺、この前までモデルと付き合っていて高級ソープの女の子を囲っていた。俺は悪い男だから女の子をメンヘラにさせちゃうんだよね』とか。『俺はどっちでもいいけど、ホテル行く?』って誘われました。なんとか断ってブロックしました」

歌舞伎町と貧困女子

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