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2022はガチ!?「M-1ファイナリスト」がまさかの“初戦敗退”…ことの真相を本人が激白

暮らし

 今年の『M-1グランプリ』(2022年はABCテレビ・テレビ朝日系にて12月18日生放送)は、実力者の予選敗退が続出し、例年以上に予測不能な大会と言われています。実は、かなり初期の段階でその予兆はありました。2015年のM-1ファイナリストが、1回戦で敗退するという波乱の幕開けだったのです。

新道竜巳

新道竜巳さん

 今回の記事では、当事者であるお笑いコンビ「馬鹿よ貴方は」の新道竜巳さん@kPXfF3Xm1jvbLMS)に、“超早期敗退”の真相を語ってもらいました(以下、新道さん寄稿)。

決勝進出者の1回戦敗退は過去に1度もない

 我々のコンビ「馬鹿よ貴方は」の経歴を簡単に振り返ると、『THE MANZAI2014』、翌年の『M-1グランプリ2015』とそれぞれ決勝に勝ち進み、さらにいうなら『ABCお笑いグランプリ2016』にも決勝にも勝ち進んだことがあります。過去、M-1で決勝に勝ち進んだ芸人で後に1回戦敗退となった前例は1度もありません。だからこそ、話題になってしまったのかもしれません……

 正直、しばらくは事実を受け止められませんでした。改めて当日の顛末を振り返っていきましょう。

 今年の1回戦の会場は渋谷シダックスホール。出番前に客席から他のコンビの出番を見て、全体のウケ量、ネタの傾向などをチェック。そこまでウケているコンビも多くなく、「ある程度ウケれば目立つことはできる」……そんな感想を抱いていました。

落ちる気が全くしなかった

馬鹿よ貴方は

「馬鹿よ貴方は」

 入り時間になり受付でエントリー料を払い楽屋でスタンバイをする。仲の良い女性コンビ「危険物てぃらてぃら」がいたので話をして、気分も張り詰めることなく、いつも以上にリラックスできていました。

 1回戦は、自分らのモチベーションを上げるためにも最近できたネタで挑戦しようと。そして、2回戦から手堅いネタ選びに移行する予定でした。「受かりそう、落ちそう」などとは、そもそも考えず、「このネタで良いだろう」と安易な気持ちで選んでいましたね。それでも、落ちる気が全くしなかった

 出番が近づき、名前を呼ばれ、舞台袖付近に。舞台の真裏にいると、笑い声はそんなに聞こえないもの。「今日は“重い日”なのかな……」と思いながらスタンバイ。そして、お馴染みの出囃子が耳を振るわせる。この曲を聴くとどうしても緊張感が走ってしまうもので、なによりも惨酷な曲に聞こえてしまう。

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