転勤拒否に「家庭の事情」が通用せず…“手のひら返し上司”に三行半をつきつけた
元上司は責任を取らされ閑職へ
なお、元同僚から聞いた話によると、上司はその後、異動。内示の段階で拒否していたのに転勤を勝手に進めたことが問題視され、降格こそなかったようですが、部下のいない1人部署に左遷されてしまったそうです。
「こっちから言わせれば撤回せずに上司と一緒になって転勤させようとした会社も同罪ですけどね。いずれにしても、ああいう体質の会社に居てもろくなことはなかったでしょうし、見切りをつけるいいきっかけになりました」
転勤の有無が就職先や転職先選びの決め手のひとつになっている以上、それのルールを反故にされるのは絶対に勘弁願いたいもの。冒頭で挙げた有名企業のように転勤・単身赴任の廃止が制度化された企業でない場合、転勤の可能性かあるのかないのかを入社前にしっかり確認しておいたほうがよさそうです。
<TEXT/トシタカマサ イラスト/パウロタスク(@paultaskart)>