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タワマン文学に注目が集まる!年末の風物詩 「クソ物件オブザイヤー2022」運営が語る手応え

暮らし

「クソ物件」とはなんなのか?

クソ物件オブザイヤー2022

歴代大賞作品に贈られたツームストーン

グル:最後に、「クソ物件」とはなんなのか? それは人間の欲や業が不動産の形をして現れたもの。大金のかかった不動産プロジェクトです、そりゃもう当事者たちは必死のパッチ。でも一歩引いて遠くから眺めてみると喜劇にしか見えない、だれか止めるやつはおらんかったんかい(笑)。そういう不動産にまつわるあれやこれは永遠に不滅です。

 来年も再来年もその次の年も人に欲のある限りクソ物件は生まれ続け、クソ物件あるかぎりKBOYは続いていきます。また来年もみなさんとKBOYでお会いできるのを楽しみにしております。

【おまけ】運営が選ぶ、光る力作3選

クソ物件オブザイヤー2022

歴代大賞作品に贈られたツームストーン

 粒ぞろいのKBOY投稿作品には、本選進出こそ果たせなかったものの、高いポテンシャルを秘めた名作が多数埋もれています。ここでは運営の独断で3作品をピックアップしてもらいました。

■「秀和幡ヶ谷レジデンス」
“幡ヶ谷の北朝鮮”などと一部では呼ばれていた秀和幡ヶ谷レジデンス。このマンションでは管理組合の一部の理事によって独特な運営(ユニットバス禁止、友達を泊めたら5000円、外国人にもおじいちゃんにも賃貸したらダメetc…)がなされていて、民主化を望む多数派の住民との軋轢が数年間に渡って続いていました。そして2022年、お互いに弁護士を立てて訴えるところまで激化した戦いに終止符が打たれました。結果は多数派住民の勝利! 今後の旧体制側の人間の処遇、周辺相場の半額に近かった本マンションの中古価格の推移などまだまだ目が離せない案件です。

■「三田ガーデンヒルズ」
麻布十番駅と三田駅のちょうど中間あたり、綱町三井倶楽部のお向かいに建設される、三井不動産と三菱地所が分譲主の超絶高級マンション。坪単価は1200万円より。二坪でちょっと田舎のお家が買えちゃう。公開された間取りにマンションおたくたちが一斉に酷評を投げつけるが、大丈夫。お前たちの中にこの物件を買えるやつはいない。僕も買えない。つらい。

■「代々木会館」
2020年に解体が終わるまで山手線代々木駅前で周囲を圧倒する妖気を放っていた、別名「代々木の九龍城」といわれた代々木会館。近年では大ヒットアニメ映画『天気の子』の聖地としても有名でした。跡地に建てられたピカピカのビルはワンフロア200万円以上のお家賃でテナント募集中。かつてここに1カン10円のお寿司屋さんがあったの知ってる人まだいますか?

<TEXT/栗林篤 協力/全宅ツイ>

「全国宅地建物取引ツイッタラー協会(全宅ツイ)」は、数百億円の不動産を取引する不動産ファンドのAMrからルノアールにたむろする無免許ブローカーまでを会員に擁する、その保有資産、預り資産、グリップ資産の合計が2兆円を超える不動産Twitter最大の業界団体です
公式キャラクター・グリップ君Twitter:@kuso_bukken

【クソ物件オブザイヤー2022】
投票締め切りは、11月30日(水)18時00分まで。
大賞および各賞の発表は、12月6日(水)20時頃から(@kuso_bukken)にて行われます

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