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「結成半年&フリーランス」でM-1準々決勝に。新進気鋭の兄妹コンビを直撃

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 今や年末の国民的行事となった『M-1グランプリ』(ABCテレビ・テレビ朝日系)。今年度の『M-1グランプリ2022』は波乱が続いており、実績や知名度のあるコンビが早々に姿を消している。特に2021年ファイナリストの「もも」、2019年に決勝に進出した「すゑひろがりず」、テレビでもお馴染みの「四千頭身」が3回戦で敗退したことに驚いた人も多いだろう。

 並みいる実力者が敗退する中、異色の存在として注目を集めたのが、フリーターの竹座さん(22歳、@takethezaza)と学生のネネさん(20歳)からなる「深海魚」という兄妹コンビだ

深海魚

深海魚の2人。右が竹座さんで、左がネネさん

 事務所に所属していないフリーランス、なおかつコンビを結成してからわずか半年で準々決勝進出に駒を進めた2人は、残念ながら準々決勝で敗退となったが、突如現れたダークホースとして界隈を大いにざわつかせた。

 芸人界の新星ということもあり、謎多きコンビである深海魚。準々決勝に進出した感想、コンビを結成した経緯など、気になることは山積み。まだ初々しさが残る2人にリモート取材を敢行した。

喜びよりも戸惑いが強かった

――実力者が姿を消す中、準々決勝進出を決めました。率直な感想を教えてください。

竹座:2022年5月に本格的にコンビでの活動を始めて、まだ半年くらいしか経っていないにもかかわらず、準々決勝まで進めたことに驚いています。テレビで見ていた人達と同じ並びに立てたことに実感がなく、喜びよりも戸惑いのほうが強かったです。ただ、徐々に喜びを感じられるようになりました。

待ち受けにするほどのファンも

深海魚

望外の結果に1番驚いているのは本人たちかもしれない

――準々決勝に進出した際、周囲はどのような反応が寄せられましたか?

ネネ:私は芸人をやっていることは周囲にあまり公表していないので、実生活では特に反応はなかったです。ただ、今は別店舗に異動になったバイト先の元店長から、わざわざ仕事用のスマホを通じて「おめでとう」と言ってもらいました。また、ある日、エゴサーチしていたのですが、<私をスマホの待ち受けにしている>という内容のツイートを見つけた時は驚きました。

――今回のM-1の結果についてはどのように感じていますか?

竹座:もちろん悔しいです。ただ、簡単に勝ち進めるような甘い世界ではないことは自覚しています。もともと、出場を決めた当初はYouTubeにネタが残るため、「3回戦までは進みたいね」と話していましたから。正直、準々決勝に進出した時よりも3回戦進出した時のほうが驚きは大きかったです。

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