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無我夢中で長時間働くよりも「キャリアと収入につながる」ハードワークのとらえ方

学び

「君の名のもとに事業リスクを取れ」

仕事

 そんな責任負いたくないよ!という人もいると思いますし、それはそれでひとつの価値観です。ただ、この「責任を負う」というのは、一生懸命いろんなスキルをつけること以上に、キャリアの幅、ひいては収入にもつながってくるのです。著名な起業家&投資家のナヴァル・ラヴィカント氏が以下のように仰っています。

<説明責任を引き受け、君の名のもとに事業リスクを取れ。社会はその見返りとして、君に責任、エクイティ、レバレッジを与えてくれる(出典:シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント)>

 ビジネスパーソンは、何らかの責任を負い、それをテコにキャリアを広げていく試みを続けていくことで、自身のキャリアの幅を広げていくことができます。ぼく自身、コンサルタントから事業家にキャリアチェンジしましたが、コンサルタント時代に「矢面に立って説明責任を果たす」という経験により、今でも恐れずに事業を進めることができています。

 無我夢中で長時間働くのではなく、可能な限り自ら手を上げて重い責任を受け入れ、そのプレッシャーの中で仕事を続けていくこと。そうすることが、今必要なハードワークであると考えています。

<TEXT/Zenyum Japan代表取締役社長 伊藤 祐>

外資系デンタルケア企業の日本法人Zenyum Japanの代表取締役社長。「口腔ケア領域で、最高のSmileのための最高のサービスを提供し続ける」という会社のミッションを推進するかたわら「グローバル企業の日本法人経営者」という新時代のキャリアを普及させるべく、講演や執筆活動に積極的に取り組んでいる。X(@TasukuIto5)、noteなどでも積極的に発信している。2023年(令和5年)3月にビジネス書〈得する説明 損する説明〉をSBクリエイティブ社より上梓。

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