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無我夢中で長時間働くよりも「キャリアと収入につながる」ハードワークのとらえ方

学び

 こんにちは、伊藤祐@TasukuIto5)です。Zenyum Japan(ゼニュムジャパン)という透明マウスピース矯正サービス企業の代表取締役社長を務めております。

仕事

※画像はイメージです(以下同じ)

 今回は、「ハードワーク」に関して考えていきます。

心や体を壊すまで働くのは当然良くないが…

 2010年代にブラック企業関連のニュースがあり、労働時間の管理がしっかりなされるようになってきました。それに応じて「ホワイトな働き方」が奨励されるようになりました。これ自体はとても良い流れですよね。心や体を壊すまで無理やり働くというのは、誰がどう見ても良いことではありません

 一方で、「若い頃に一心不乱に働くことで、一気に仕事をこなす力や周りからの信頼が得られ、その後のキャリアが花開いた」という声もよく聞きます。周りにいる尊敬している友人や先輩は、みなどこかで「そんなに働いて大丈夫!?」という経験を持っている割合が非常に高い気がします。

若いうちのキャリアに関する2つの意見

ワークライフバランス

 また、ぼく自身も20代でかなり根を詰めて仕事をしましたが、そこで積んだ経験、得た力に今でも大いに助けられています。

 一見すると、「心や体を壊すまでがんばる働き方は今や時代遅れである」 vs 「若いうちに一生懸命働いておくことで将来のキャリアが拓ける」という対決になっているようですが、みなさんはどちらの意見に同意するでしょうか? 「人やタイミングによって違う」というどっちつかずの回答になりがちですが、せっかくなのでもう少し踏み込んで考えてみましょう。

 現実的に、令和時代に“ド残業”をすることは難しいでしょう。ブラック企業に対する風当たりは強く、悪いニュースや評判はSNSを通じてすぐに広まってしまいます。一方、「リモートワーク✕ホワイト価値観」のコンボで、将来的に仕事をガシガシこなせる力がつくのかというと、個人的には疑問符がつきます。一部の超優秀な人は環境にかかわらず、力をつけられるのかもしれませんが……。

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