「ドンキーコング2」サントラは買取5万円に?“中古CD市場”、値づけの不思議
クラシック、ジャズ、ハードロックは値崩れしにくい
――短冊型のCDシングルはまだ持っていたほうがいいですか?
佐藤:8センチCDも日本でしか出回ってないので、海外アーティストのものは中古人気が高いものもありますね。
――ドメジャーなアーティストということで、プリンスの『パープル・レイン』を持ってきましたが、どうですか?
佐藤:『パープル・レイン』は初期のものだけに紫のシール帯が付いていたんです。帯がないと、値段は難しいですね。
――ケイト・ブッシュはどうですか?
佐藤:ケイト・ブッシュは『ストレンジャー・シングス』で再評価されたので、買い取り価格もちょっとだけあげてます。こちらのケイト・ブッシュのピクチャーレーベル盤(CD表面に絵や写真を刷り込んだもの)なら100円から数百円はつきますよ。
売ったほうがいい、売らないほうがいいCD
――では、今すぐに売ったほうがいい中古CDとは?
佐藤:中古買い取りの身としては、今すぐに全部売ってください、と言いたいところですが(笑)。音楽をサブスクで聴いて、何年もCDを取り出してないならば、場所をとってしまうだけですし、早めに売ってしまっても良いのではないでしょうか。
――持っておいたほうがいいCDもありますか?
佐藤:当たり前ですが、サブスク化してないものは、他で聞けないので持っておいたほうがいいと思います。あとは、初期限定だった帯とかディスクが蒸着仕様になっているCDは値段が高止まりしている状態で、骨董的な扱いになっています。中でもある程度リスナー層の年齢が高いハードロック、クラシック、ジャズは相場の値崩れが少ないですね。