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2980円ワンタッチテントは“入荷待ち”に。急増中の「半額専門店」のこだわりとは

ビジネス

 半額専門店というインパクトのある肩書を掲げ、昨年2021年11月に秋葉原店をオープンさせた「TOAmart(トーアマート)」は、2022年10月現在、全国に170店舗以上を展開。店内には、バラエティ豊かな商品がリーズナブルな価格で並ぶ。

トーアマート

2021年11月に1号店としてオープンした「TOAmart秋葉原店」

 物価上昇であらゆる日用品の値上げが発表されている昨今、日用品から食品、化粧品まで「半額価格」で買えるのは、消費者にとっては喜ばしいことだろう。全国に店舗を増やしていく苦労のほか、売れ筋商品や今後の展望なども含め運営会社である株式会社東亜産業のトーアマート事業部 事業戦略部、西澤公朗部長に話を聞いた。

定価のない商品の「半額」とは?

 パッと見ただけで安いと感じる化粧品からあまり見慣れない日用品までさまざまな商品が数多く並ぶ“半額専門店”トーアマート。

 西澤氏によれば「現在は定価のないオープン価格の商品も多いですが、定価のある商品については半額もしくは半額以下、定価のない商品については、商談時のメーカー提案売価や希望小売価格などを基準に売価を設定し、お客様に喜んでいただけるようにしています」とのことだった。

 定価の半額や買い求めやすい価格設定で商品を販売しているトーアマートだが、販売している商品はどのように安く仕入れているのだろうか。

商品を安く販売できる理由

トーアマート

トーアマートの店内(写真は、茨城県にある高萩店)

「トーアマートの商品は、大きく分けて『食品系』と『日用雑貨系』。食品系については、コンビニやスーパーなどではあまり見ないようなフレーバーや味を一手に買い付けし、有名メーカー様の商品についてもリーズナブルな価格を実現しています。買い付けは基本、本部でおこない、これまでのリサーチに基づいて売れ筋商品などを適正な店舗へ振り分けているため、店舗ごとに販売している商品が異なります」

 仕入については、問屋から声がかかる場合もあれば、メーカーから直接買い取ることもあるという。売れ筋の商品しか採用されないコンビニやスーパーで採用されなかった商品について、相談されるケースもあるそうだ。

なかには『それは人気のないものですよね』という見方もあると思います。けれど実は、おいしいものや掘り出し物に近い商品も少なくありません。そして、普段は見かけないような商品やフレーバーなどを探しに来ていただく楽しみもあるかと思います」

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