ダイエットなのに体重が増えた!目標達成で「結果が出ない人」が避けるべき考え方
重要なのは、「結果」の目標対比
ダイエットならば当たり前のように感じる現状把握……。しかし、ビジネスになると途端にできなくなるケースも多く見受けられるのです。CHECKという言葉が「できたかどうかをチェックする」というイメージを与えてしまうのか、「結果」ではなく「計画」を実践できたかどうかのほうに意識が向いてしまいがち。
PLANがどの程度できたかを〇や×で測定したり、実施度を数値で出したりしている人をよく見かけます。繰り返しになりますが、CHECKは実行後の検証ですから、まずは「結果」が目標対比でどの程度進捗しているのかを客観的・具体的に把握することが重要です。
話をダイエットに戻しましょう。計画通り実践できたのだから、体重も減っているだろう。期待に胸を膨らませて体重計に乗ると……なんとやせるどころか300gも増えているではありませんか! さて、あなたならどうするでしょうか。
「有酸素運動を1時間にしてみよう」
「夜も炭水化物を減らしたほうがいいかな」
「痩せるサプリを飲んでみようか」
「なぜこのような結果になったのか」を要因分析
ここでよくありがちなのが、焦ってさらに施策を追加してしまうことです(そして、施策がどんどん増え続け、施策地獄に陥ってしまうのがこのケースです)。
ですが、いったんストップしましょう! 具体的な次の一手はACTIONで考えるべきことであって、ここではまだ他にするべきことがあります。ここまで学んできた皆さんならもうお分かりですね!
大事なのは現状を生み出している要因をしっかり分析することです。順調な場合は、何がうまくいっているのか。ギャップが発生している場合は、何が起きたことでうまくいていないのかです。良い結果でも、悪い結果でも、物事にはその結果をもたらす要因が必ずあります。この要因を踏まえずただ計画を追加したり、変更したりしても目的・目標に近づくPDCAにはなりません。