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ドル円は160円まで進む?超円安相場で稼ぐ、「逆境FX術」を勝ち組トレーダーが指南

コラム

テクニカルを用いて分析し平行チャネルを駆使

 一方、勝ち組トレーダーとして知られる個人投資家のkazu氏@crypto_kazu)は、平行チャネルを使ったトレードを推す。戦略の根幹は図②の通りだ。

図②

図②【サポートラインを背にしたトレードを徹底】kazu氏のファンダメンタルズの解釈はリウム氏同様、円安の継続。その前提でテクニカルを用いて分析し、平行チャネルを駆使。レジサポが明確で取り入れやすい

「テクニカル目線では今年3月に引いた平行チャネルがよく利いていて、ここに1988年につけた147円60銭、直近高値の145円ラインが強いサポートになりそう。このあたりのラインを背にロングし、上限を利確ポイントとするとよいのでは。

 逆にここを割ったら下限まで下がったところで拾い直す。日銀の介入がいつかと注目されてますが、G7の共同購入を持ちかけた岸田さんの提案は受け入れられなかった。となると下がってもサポートラインがいいところだと思う。何度も来るであろう介入をこのあたりで待つのもよい」

円安を逆境と嘆くなかれ

kazu氏

kazu氏

 どこまで円安が進むか?の問いには、「1990年につけた160円25銭。いったんはここを目指すと思う。この平行チャネルのペースだと来年の2月か3月あたりですね」との回答。前出・リウム氏の肌感覚と近い予測である。

 円安を逆境と嘆くなかれ。よい商機と捉え、FXで稼ぐ道は残されているのだ。

<取材・文/片波 誠 桜井一樹 図版/ミューズグラフィック>

【リウム】
元機関投資家。日本国内に20人もいないとされるインターバンクの為替ディーラー経験者。FXのコミュニティを主宰。ツイッターは@RiumFX

【kazu】
個人投資家。リクルートを経て、独立。FXとポーカーをこよなく愛する経営者兼トレーダー。ツイッターは@crypto_kazu

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