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主演作で“初まわし”を締めた俳優・葉山奨之26歳を直撃「すごく神聖な感じがした」

暮らし

今は自分を見つめ直す大切な時期

シコふんじゃった!

オリジナルドラマシリーズ「シコふんじゃった!」
(C) 2022 Disney

――亮太は等身大の大学生ですね。

葉山:監督から「若者の感覚は任せる」と言われていました。令和の男子を象徴するような若者ですが、一見、おちゃらけているようで、意外に芯を持っているキャラクターです。大人から理解されない部分もあるかもしれないけれど、10代も20代も必死に頑張っているので、その辺をちゃんと感じられるようにしたいと思いました。

 亮太は以前、野球をやっていた過去があって、挫折を味わったことがあります。そういったことも意識して、世界の人たちが見ても愛されるキャラクターになればと思いました。

――葉山さんは芸歴10年以上ですが、仕事を続けていくうえで道に迷った時期はありますか?

葉山:もちろんいいペースでずっと10年過ぎるわけじゃありません。年齢と見た目とのバランスとか、役との壁とか、また俳優はたくさんいて、替えがきく仕事でもあるので、そうした苦しさを感じることもあります。色々な面で悩みにぶつかることがありますが、ちゃんと時間を取って考えることは、自分を見つめ直す大切な期間だと思います。

 どうすればこの先、ワクワクしながら仕事に挑んで、どんな瞬間に輝けるようになるのか。今はちょうど考えられています。

いつでも海外作品に挑めるように

葉山奨之

――葉山さんが映画初主演を飾った『夏ノ日、君ノ声』(2015)で取材した際に「海外作品にも興味があるし、英会話を頑張りたい」と話していましたが、英会話は続けていますか?

葉山:はい、続けています。ちょっと空いちゃう時期もありますけど、自分がやりたいことって何だろうと考えると、日本はもちろん自分とは違う発想や文化を持つ、出会ったことのない世界の人たちと一緒に仕事もしてみたいと思うんです。エンターテインメントって世界のみんなと一緒に作れるので、英語とか、中国語とかもそうですけど、世界的に話されている言語は勉強を続けようと思っています。

――ちゃんと続けているんですね。

葉山:たぶん、日本人ということで、日本語をしゃべる役が現実的ですけど、でももしお話をいただいたときに、ちゃんとできるようにと思っています。今回、このドラマが世界でも配信されるのは本当に嬉しいですし、だからこそもう一歩先へ行けるようにしたいです。

 先輩方を見ていても、いろんなことに挑戦されていて、すごいな、かっこいいなと思っています。身近にそうしたすごい方々がたくさんいることで、自分もそうなれるようにと、ちゃんと考えられています。

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