披露宴で胴上げされた新郎が…めでたい結婚式が“あわや地獄”になった瞬間
結婚式や披露宴には新郎新婦だけでなく、親族や友人知人らのそれぞれのドラマが生じることもあります。なかには新郎も参加者も有頂天になってしまったため、思わぬ事故が起こってしまうこともあるのです。
メーカーで総合職勤務の紗香さん(仮名・28歳)は、友人であるマナミ(仮名・28歳)の結婚式で、あわや命を落とすような出来事に遭遇しました。一体何が起こったのでしょう。
イベント会場で知り合った友人の結婚
2人の出会いは3年前。人材派遣会社が主催するキャリアデザインのイベント会場で知り合い、キャリアの作り方に悩む者同士、共感しあうことも多く、やがて友人になったそうです。
「私は別の部署に異動になり、任された仕事が認められてキャリアアップしました。一方、マナミさんは飲食などのサービス会社に転職すると、そこで知り合った田渕さん(仮名・31歳)と社内結婚という流れになったんです」
紗香さんは企業でキャリアを積み、マナミさんは結婚後に勉強しながら働き方を変えると決めたのです。結婚を選んだマナミさんを心から祝福した紗香さんは、チャペルで行われた厳かな結婚式に感動しました。
やや天井が低い、古風な結婚式の会場
「東京都の郊外のある教会は、マナミさんの祖母が住む家に近いという理由から選んだそうです。祖母思いのマナミさんの想いを、田渕さんが尊重してくれたのです。結婚式では緊張して指輪を落としそうになるなど、そんな田渕さんのあわてん坊ぶりが、マナミさんにとって癒しなのだと感じました」
教会近くの披露宴会場は、少し古びた雰囲気が古風な雰囲気を演出していたそうです。
「入り口付近の天井が狭いのですが、なかに入ると広々としていました。会場にはゆったりとした間隔でテーブルが置かれていて、都内にある、洒落ているけど狭い披露宴会場に比べると、落ち着きのある空間でしたね」