元ヤフー社員が大切にする“独立するとき”のコツ「働き方が合っているか」
仕事を豊かにすれば「一日が幸せに」
――社会人以前の一般常識からできていない実情があるということですか?
けーすけ:そういう当たり前のことができていない人が意外に多いと思います。他の人がいいと思うことは当然のことだと思うので、自分のクリエイティビティのなかで、守れるものは守ったほうがいいです。
たとえばフリーランスでよく聞くのが「飛んじゃう」とかですね。普通に考えると嫌じゃないですか?(笑)。
――こだわりのモノがあることによって、仕事に対していい影響を与えている実感はありますか? また具体的に変わったターニングポイントがあれば教えてください。
けーすけ:僕自身、仕事をめちゃくちゃ重要に捉えているワケではないんですが、日本だと特に仕事と生活は切り離せないものになっていますよね。誰でも一日中、仕事しているので、「その大部分を豊かにすれば幸せじゃない?」というのが前提にあるんです。
モノで仕事を苦からラクへ変える
けーすけ:そのためには好きな仕事をするなどの選択肢もあると思いますが、誰しも好きな仕事ができるワケではない。だったら仕事道具にこだわることで、仕事を苦からラクに変えられるんじゃないかって思っています。
実際、僕も「モノに支えられた」という実感があって、MacBookを購入したときがターニングポイントになりました。大学時代に「MacBook」が出始めたのですが、それを買ったときに特殊な人の仲間入りができた気がしたんです。
今ではノマドワーカーやフリーランスはみんなMacBookを使っていますが、当時使っているのはデザイナーの方くらいで、「三本指でスワイプできる」「いいアプリケーションがたくさんある」などは新鮮な驚きでした。だから何かを切り替えることによって仕事のモチベーションアップにつながるので、そういうモノを探して、自分にいい影響を与えて欲しいなと思います。