時短術にこだわるのは“二流”!5年後に「食える・食えない人」の仕事術
食える人がやっているウェブ会議術
ウェブ会議でも、活躍する人ならではの仕事術がある。
「コロナ禍で増えたウェブ会議ですが、なんと41%もの人が『オンライン会議中に内職をしている』というデータがあります。できる社員は内職を防ぎ、自分の発言に集中させます。方法は簡単で、参加者の名前を読み上げればいいのです。『○○さん、これどう思う?』などと声かけをして、参加者にも会議を“自分事化”させるのです」(越川氏)
“時短術”にこだわるな、“時間術”にこだわれ
時間の使い方にも差は出る。
「できない社員は“時短術”にこだわりますが、できる社員は“時間術”にこだわります。時間術とは、与えられた仕事に対してゴールから逆算してタスクを決めること。そもそも仕事を受けるべきか、協力者を探せるか、最終的に自分がやるべきタスクは何かと、やらなくていい仕事を明確にします。
一方、できない社員は優先順位も定めず、目の前の作業をこなそうとしてしまう。だから時短術ばかりに目がいってしまうのです。
また、できる社員は睡眠時間も必ず7時間は確保します。人間が一度に集中できる時間は45分といわれ、7時間睡眠の人は1日45分×6セットできたのに対し、5時間未満だと4セットしかできなかったというデータがあります。それでは16時以降に集中力がガクッと落ちて、気づいたら残業という悪循環です」(越川氏)