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ゴルフのアプローチの成否は”スタンス幅”で決まる/三觜喜一

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スタンス幅は、スイングの振り幅に比例して広がる

ゴルフ

画像はイメージです

 スタンス幅の基本は人それぞれですが、共通して言えるのは「振り幅の大きさに比例して広がる」こと。目標までまだ距離がある、フェースを開いて高い球を打つなど、ヘッドスピードを上げたいときほどスタンスを広くします。逆に、近場のピンに打つようなケースでは、両足を揃えて立つくらいで構いません。

 スタンスに比例して、ボールと体の距離も変わります。スタンス幅が広ければボールから遠く、狭ければ近くなりますよね。普通に打つ状況ならボールとつま先の間にシューズ1足が収まる程度の間隔が目安。フルショットでは2足分近く空きます。スタンスを狭めてボールに近づくと前傾姿勢を保つのがキツくなりますから、体を起こして窮屈感をなくしましょう。

 プロの場合、アドレスを見た瞬間にどんな寄せ方をするのかわかりますが、アマチュアだと見当がつかない場合がほとんど。高い球は必要ないのにボール位置が左にあったり、ピンが近いのにスタンス幅が広いといったように、最低限の約束を無視した構えになっているからです。これではうまく寄せられません。アプローチでは状況や打ちたい弾道によってアドレスやボール位置が変わるということを頭に入れておきましょう!

【Lesson54 結論】
アプローチでは寄せ方によって、アドレスやボール位置が変わる

<構成/舟山俊之>

(みつはしよしかず) PGAティーチングプロ。’74年、神奈川県生まれ。日本プロゴルフ協会認定ティーチングプロA級。ジュニア育成、ツアープロコーチとしても活躍。YouTubeの「三觜喜一MITSUHASHI TV」は登録者数40万人超

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