悪気のない友人からの「ネタバレ報告」にキレかけた男性を救った“一言”とは
悪気のないネタバレにモヤ
「いわゆるネタバレ的なメッセージだってことは一目瞭然だったんですが、見なかったことにしようとしました。でも、実際に知ってしまった情報ってなかなか脳裏から離れなくて、最新話にも没入できなかったんです」
すっきりとしない気持ちで小説を読み終えた後、LINEを開き、Kさんとのトーク画面を見てみると、やはり結構詳細な最新話のあらすじと感想が書かれていたそうです。
「ネタバレメッセージを送る際は事前に一言欲しいととりあえずLINEで伝えました。Kさんは、小説の内容が面白かったのでつい送ってしまったとすぐに素直に謝ってくれました」
親友から返された言葉に納得
Kさんに悪気がない事を知っているため責めるわけにはいかないとは思うものの、大樹さんの中にはモヤモヤが残ってしまったそうです。そこで、一連の出来事を親友のTさんにLINEで相談すると、Tさんからは意外な言葉が返ってきたそうです。
「Tからは『犯人の特定とか展開の行方などが分かっちゃっても別の視点から読むことだってできる』『それ以外の描写とか、普段なら軽く読み飛ばす部分に時間を使えるから新たな発見ができる』というメッセージが返ってきたんです。それからは同僚のKさんも作品品評会のグループに加わって、みんなで今まで以上に読み漁っているんです。三者三様の読み方でとても楽しく意見交換し合えています」
親友のTさんの言葉に、大樹さんは新しい読み方を見出し、目からウロコだったTさん。ラッキーなことに、このアドバイスでネタバレに対する固定観念が変わったといいます。今回は円満に落ち着きましたが、日常で気がつかないうちにネタバラしちゃってること、意外と多いかもしれません。皆さんも気を付けたいですね。
<TEXT/ベルクちゃん>
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