Tシャツは最低1万円。古着ブームに「円安が直撃」業者も嘆く、高騰ぶり
第2次古着ブームの裏で、古着屋が淘汰
原宿では人気店が実店舗を閉鎖するなど、負の影響は表面化。
「本物の古着屋っていうのは、ただの“古い服”じゃなくてオリジナルな価値観を提供する場所。2010年代中頃から菅田将暉やあいみょんがアイコンになって1990年代以来の第2次古着ブームが訪れたけど、安易な模倣をする新規店や、SNSで買ってフリマサイトで売る素人が増えて、志のある店が割を食ったのが残念」
円安が行きすぎたブームを是正すると期待も寄せる。
「古着屋が淘汰される時代になってしまったけど、今後は独自視点で面白いモノを提案する地道な古着屋がもっと評価されてほしい」
カルチャーは生き残る。
<取材・文/週刊SPA!編集部>
【ボブ(仮名)】
コロナ禍まで年に何度も北米と日本を往復していたディーラー。「日本には世界一面白い古着が集まる」が持論であり仕事の信条
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