睡眠薬って本当は危ない?メンタルを整える“眠りのコツ”を精神科医に聞く
お酒と一緒に飲むのは絶対NG
昔に比べて依存の危険性は低下しており、やめたい場合は医師に相談もできるそうだ。では、危ない飲み方についても聞いてみよう。
「当たり前のことですが、処方された量で眠れないからといって決められた量以上を飲むのは危険です。出された量で効果が薄い場合は、再度医師に相談していただくことが大事です。
また、お酒と一緒に飲むのは危険ですね。記憶がなくなることがありますし、お酒にも薬にも耐性がついて、今までの量では酔わなくなったり、効かなくなったりしてきます。お酒は、量が増えると、耐性がついても肝臓への負担が増して、アルコール依存症などの可能性が出てきます」
睡眠薬を飲み切らなくても大丈夫?
症状が改善しても、処方された薬は全て飲みきるように説明されることもある。睡眠薬についてはどうだろう。
「『眠れるようになったので、飲むのを忘れて余らせてしまいました』と言う患者さんも結構います。でも、睡眠薬は眠れないから飲むものなので、私はそれで問題ないと思います」
どうやら睡眠薬に関しては自分判断で余らせてしまっても問題はないようだ。
ただし、未開封であることや、使用期間内であることが条件なので忘れずにチェックしておこう。もちろん期間を過ぎてしまったものに関しては処分したほうが良さそうだ。