二股、三股は当然…重度の“女たらし”の兄が30歳で結婚。心配する妹に聞く
血がつながっている兄弟だからこそ、相手の癖や素行に許せないと感じることもあります。が、一方で、血がつながっているゆえに強く注意できないことも多いようです。そこで、「bizSPA!フレッシュ」で過去に掲載した記事の中から特に反響の大きかった「兄弟姉妹のトホホな話」にまつわる人気記事を再掲載します(初公開2020年2月5日、情報は掲載当時のものです)。
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血のつながりとは難儀なもので、もし兄弟と馬が合わなくても余程のことがない限り、ずっと付き合っていかなければならないわけです。
今回は、重度の女たらしの兄を、心配し続ける妹のエピソードです。
捕まる前提で包み隠さず話すようになる
とても真面目な河田夏実さん(仮名・32歳)は、男2人・女1人の3人兄妹の末っ子。次男(34歳)はすでに家庭を持ち、外交官として海外で生活する良くできた人物ですが、3歳年の離れた長男・晃さん(仮名・35歳)は相当な問題児なのだそうです。
「長男は中学生の頃まで、母親とケンカしてばかりのやんちゃ者で、あまり家では会話をしないタイプでした。それが高校生になると、なぜか積極的に自らの情報を開示するようになったんです。今まで知らずに済んでいた兄の破天荒エピソードが明らかになりました」
隠し事をしないというのは、家族思いのイイ子のように聞こえますが、お兄さんはなぜそうするに至ったのでしょう?
「兄曰く『万が一、俺が捕まったりした時に、警察から初めて事情を知らされるよりも、あらかじめ事情を知っておいたほうが良いだろう』とのことでした。そんな身勝手な情報開示によって、兄の悪事の数々を知ることになりました」
二股、三股は当たり前だった
お兄さんは具体的にはどんなことをされていたのでしょう?
「若い頃から『傘と自転車は盗むもの』と公言していました。自転車窃盗で警察から夜中に電話がかかってきたこともありましたし、公園に消火器を撒いて真っ白にしてしまったこともありました。
そして、何といっても重度の女たらし……。高校生の頃は、1週間日替わりで違う彼女を家に連れてきていました。私の友人が兄を好きになってしまうこともあったので『私の友達には手を出すなよ』と釘を刺しました。
美大生時代に兄がやっていたバイトは、美術専門学校の社会人コースの講師。生徒のほうが年上なので、クラスに1人は食事をおごってくれるお姉さんがいたそうです」