「受験生版令和の虎」京大卒“最年少の虎”が語る、3億円借金家庭での勉強術
部活動引退後のスケジュールもすごい
――1日に長時間勉強する場合、どのように休憩を取っているのですか?
吉村:集中力を使い切るまで勉強しないということが大事です。25分勉強して5分休憩をする。疲れ切るところまで勉強をしてから休憩にいくと、その後、勉強を再開できない人が多いのです。しかし、私が実践しているやり方は疲れの蓄積を防ぐことができ、多くの人が繰り返すことが可能になると思います。
――ズバリ塾に通わずに京大合格する方法はありますか?
吉村:結果合格することができましたが、良い塾に行けていたらもっと余裕を持って合格することができていたと思います。当時、自分の勉強方法が正しいのかわかりませんでした。例えば、勉強の順番、この参考書で良いのかなどです。
数学が苦手で、頑張っているにもかかわらず、成績が上がらなかったため、数学の別角度からの勉強法を教えてもらいたかったです。
京大入学後に感じたギャップ
吉村:この悩みを解決するために、同じ京大志望の友達に聞いたり、先生捕まえて聞いたりしました。しかし、みんな自分のことを分析してくれているわけではないので自分の弱点を具体的にしてから質問しに行きました。「こんな状況で、これやっていて、次はこれやることについてどう思いますか?」とか。
この聞き方にしないと結局解決につながらないアドバイスばかりがくるようになるので。具体的な質問で参考情報をなるべく多く集めて、上手くいきそうなものを選んでいましたね。
――京大に入って驚いたことはありましたか?
吉村:高校までは公立なのでお金持ち家系ばかりではなかったのですが、京大に入ってみるとお金持ちの人が多かったと感じます。下宿先が2つある、学費も全部払ってもらっている、留学で休学するなどです。世間的には普通なのかわからないですけど、自己負担なしでやりたいことをやっている子たちが衝撃すぎました。
一番腹が立ったのは、家にお金はある場合でも自分のお金で大学に行くということを教育として是としているため、奨学金を借りさせられている生徒が多かったことです。お金があるのに奨学金を借りていることに、お金がない身としては腹が立ちました笑。