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「受験生版令和の虎」京大卒“最年少の虎”が語る、3億円借金家庭での勉強術

ビジネス

他塾との差別化に苦労したことも

ポラリス

自身で運営するチャンネル「吉村暢浩ポラリスアカデミア」

――オンライン塾は競合も多いと思いますが、差別化で苦労したことは?

吉村:他塾と違うところを教えてくださいとよく言われるのですが、みんな目指す試験が同じため、差別化が難しいです。今は、実績ももちろんですが、代表のキャラ、自社のSNSチャンネルからファンになって入ってもらうことでしか明確な差別化ができないと考えています。

 塾業界の実績は嘘ではないですが、作っているところも多いです。例えば、もともと勉強できて絶対東大に受かりそうな子に無料で授業を受けてもらって、実績として出している塾もあります。しかし、オンライン塾はみんな歴が浅いから実績に大差がありません。そのため、消費者から見て、「ここが全然違う!」とならないのでそこが難しいです。

――では、吉村さん自身についても教えてください。まずは京大を目指したきっかけは?

吉村:もともとは家の近所の公立大学を目指していました。しかし、高校に行った当時、母校の京大合格者が全国で2番目くらいだったため、学校全体として“京大に行こう”みたいな雰囲気があり、志望校が上位にあげられたという感じでした。

京大を目指し、極限まで勉強に励む

ポラリス

勉強のみならず野球にも熱中した高校時代

――受験生時代のスケジュールはどのようなものでしたか?

吉村:平日(部活時代)は、4時40~50分に起きて、ご飯食べて準備して5時30分には家を出て、6時から野球部の朝練をしていました。8時すぎから授業が始まり、授業終了後15時過ぎから18時まで練習をしていました。

 学校のルールで18時5分完全下校だったのですが、野球部は19~20時まで練習をやることもありました。帰宅後は自主練して、22時から深夜1~2時までは勉強して、寝落ちたら布団に行くみたいな感じでした。毎日3~4時間くらいは寝ていました。通学中は10分の電車でひたすら計算問題に励んでいました。変な目で見られていましたけどね、丸坊主のやつが勉強してるって(笑)。

 部活引退後は、6時起床、6時30分には家を出ます。学校で7時から8時過ぎまで勉強し、授業終了が15時過ぎくらいでした。そこから学校に残り、18時まで勉強をして家に帰り、また勉強をして、24時すぎには寝ていました。同じく部活引退後の休日は6時に起きて6時30分に家を出て、大学の図書館で夜22時まで勉強をしていました。その後、家に帰って2~3時間は勉強をしていました。

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