略奪婚の終焉も同じく「略奪」。奔放な妻に振り回されたアラサー男性の回想
誰しも人を好きになることはありますが、相手がかならずしもフリーとは限りません。多くの人は恋人や夫がいるとわかった瞬間に諦めたり、恋愛感情を隠したまま友人として付き合い続けるでしょう。しかし、なかにはパートナーがいても構わずアタックする人もいるようです。
結婚や恋愛事情、お金のことなどを扱う情報サイト「セキララゼクシィ」が2017年に行った調査によると、略奪愛を「悪いとは思わない」と回答した20~30代男性は28%。女性の40%ほど高くはないですが、およそ4人に1人が容認派であることが判明。略奪愛を描いたドラマや漫画などはとても多いですし、現実にもそういった話はよく耳にします。
彼氏がいても気にせず口説くタイプ
ITベンチャー企業に勤める熊谷和也さん(仮名・32歳)も以前はまさにそんなタイプ。「さすがに友達や知人の彼女に手を出したことはない」と言いますが、気に入った女性に彼氏がいても躊躇せずにアプローチ。当然、自分に恋人がいようと関係なく、二股交際になったことも何度もあったとか。
「2年前に別れた元嫁も最初に出会った時は彼氏持ちでしたが、僕が気に入ったので連絡先を交換して頑張って口説き落としました。我ながら強引なやり方だったと思いますが、彼女も嫌そうなそぶりを見せませんでした。ただ、もしあの時に戻れるなら今度は絶対に手を出しませんけどね(苦笑)」
1年でスピード婚を成就させたが…
ちなみに出会ったのはダーツバー。お互い同性の友人と2人で店に訪れ、声をかけて一緒に飲んだのがきっかけ。彼女に恋人がいることは本人から聞いていたそうですが勢いに任せて関係を持ってしまい、そのまま奪う形で交際がスタートします。
「女優の伊藤沙莉さんに似た感じで、ノリの良さも抜群。完全に勢いでしたけど、出会ってから結婚まで約1年のスピード婚でした」
ただし、夫婦の話し合いの中で「当面子供は作らないこと」に。当時、熊谷さんが27歳、彼女も26歳とまだ若く、しばらくは夫婦2人の生活を楽しむことに決めたそうです。
「向こうからの提案だったのですが、いざ入籍するとやっぱりまだ遊び足りないとか思っちゃって。だから、自分にとっても渡りに船だと思って受け入れてしまったんです」