ドリンクサーバーが“ゴキブリの巣窟”に…大手ファミレスずさんな衛生管理
「冷蔵庫にナメクジがいる」「料理にコバエが混入したことも」――大阪王将の元従業員が告発した悪質な衛生環境に飲食業界は震撼した。だがこれは氷山の一角にすぎない。飲食業界にはびこる闇を照らす。
パンを落としても「3秒ルール!」
手頃な価格でさまざまな味を楽しめるファミリーレストランは、庶民の強い味方。しかし中には、とんでもない裏の顔もあるという。半年前まで某ファミレスチェーンでアルバイトをしていた女性が明かす。
「ランチなどのピーク時には、ベテランのキッチンスタッフすら衛生管理がずさんになっていました。例えばサンドイッチ用のパンを落としても『3秒ルール! トーストすれば大丈夫でしょ』と、床から拾ってそのまま使っていましたね。またハンバーグなどソースがお皿の端に付着しても、指でペロッと舐めてそのまま客へ提供していたのにもぞっとしました」
ソースか、汗じみか…シミだらけのエプロン
厨房を担当するスタッフの身だしなみについても、疑問は尽きなかったという。
「スタッフには制服が貸与されるのですが、洗濯の頻度は個人任せで、ロッカーに入れっぱなしにしている怪しい人がちらほら。なかにはソースか汗じみかわからない謎のシミだらけのエプロンを『2年間も洗濯していないから!』と自慢する先輩も。ただちに健康への被害はないとはいえ、それを注意する人がいないのも巨大チェーンとしてどうかと思いました」(前出の女性)
店への不信感が募ったこの女性は、1年ほどでバイトをやめてしまったという。
「下っ端の私は何ひとつ言うことができませんでした。それまで大好きだったファミレスでしたが、裏側を知ってしまいショックです」(同)
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