20代になったら、朝昼晩ちゃんと食べなくていい?社会人太りを防ぐ方法
活きた筋力は日常生活で身に着けよう!
運動はできるならしたほうがいいけど、そんな時間が取れないのも社会人の宿命。それでもなにかできることはないか。伊達さんに聞いてみました。
「食事以外で気を付けることは、食べるときの姿勢です。お腹がまっすぐの姿勢で食べないと胃腸での消化が悪くなり、体脂肪が貯まりやすくなります。そもそも、人間は重力に逆らって行動しているので、立っているだけでも相当な筋力を使っています。
たとえば、よくあるのが階段を使うことですが、いちばん遠いところにあるプリンターに印刷を出したり、その都度、給湯室までごみを捨てに行ったり、そうした小さな積み重ねでも、意識ひとつで筋肉に刺激を与えることはできます。活きた筋肉は日常生活で鍛えるべきです」
ずっと座りっぱなしの仕事をしていても、意識してお腹を引っ込めてみるとか、両ひざの間に紙を挟んでキープするなど、まったく運動できないわけではありません。
そうしたちょっとした意識づけが、太らない体質つくりの礎となるのです。
“伊達流健康法”行動するなら今のうちに!
今回の話をまとめると、
・成長期(子供の頃)の朝・昼・晩の食生活にこだわらない
・日常生活のちょっとした意識づけが、活きた筋力をつくる
ということになります。伊達さんは、「体脂肪の落ちやすさは蓄積年齢に比例するので、早く対処した方がいい。増えた体重がまだひと桁のうちはまだまだ簡単に落ちるので、行動するなら今のうちです!」と、念を押します。
ぽっちゃりメタボの中年男性のような、手遅れになってしまう前に、社会人太り解消に精を出してはいかがでしょうか。
<取材・文/櫻井一樹>
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