野村周平×柳ゆり菜が考える「SNSとの付き合い方」「20代後半の生き方」
20代後半、どうしていきたい?
――おふたりも20代半ばに入ったので、これからは先輩になっていく立場でもありますね。20代後半はどう過ごしていきたいですか?
柳:女の人って、20代前半までは生まれ持った美しさとか、若いから美しいとか、そういう部分も大きいと思うんです。でも、20代後半になると、自分で努力して探さなきゃいけない華があると思うんです。だから中身の美しい女性になりたいかな。もうちょっと色気が欲しいです。
――具体的にはどうしていきたいといったものはありますか?
柳:知識を増やすのはもちろんですし、好きなものももっと増やしたい。たとえば絵とか、いろんなことを好きになって触れていきたいですね。仕事はもちろん、私生活の充実って、なかなか難しいことだと思うんですけど、でも私生活も豊かにしなきゃという気持ちは持っていたいです。あと、28とか29くらいになったら、心に余裕が欲しいかな。
――野村さんは、最近は年上だけではなく下の方との交流も増えていますか?
野村:そうですね。僕ももうすぐ25歳なので。年下は増えてますね。でも僕もまだまだヤングには負けませんよ(笑)。20代後半になっていっても、自分のペースで一生懸命目の前のことをやるだけですね。
――純平に負けず熱い野村さんですが、完成した作品をご覧になって、おふたりから同世代の読者にこういうところを観てほしいというメッセージをお願いします。
柳:うーん、20代からすると少し鬱陶しい映画かもしれません。最近ではあまり見ない熱さがあるというか。任侠とかも触れてこなかった人が多いでしょうし。
でも、SNSのパートに出てくる人は現代っぽいし、加奈も最初はとても現代人っぽいんですよね。そんな人たちが変わっていく姿をスクリーンで観て、何か自分が生きていくための哲学というか、ヒントを見つけてもらえる作品なんじゃないかなと思います。
野村:純平とかが熱く頑張っている姿を見ていただいて、自分も頑張ろうみたいに思ってもらえたら嬉しいかな。でも20代の子に響くかな……。おじさんたちのほうが好きかもしれない(笑)。
柳:でもわたしはこの作品が響く人が好きです。たくさんの人に観てもらって、時代の逆を行く熱さを持ったこの映画から、何かを感じてもらいたいです。
<取材・文・撮影/望月ふみ>
野村周平 ヘアメイク:NORI/スタイリスト:猪塚慶太
柳ゆり菜 ヘアメイク:福田春美/ヘアメイク:菅野綾香(ENISHI)
【公開情報】
『純平、考え直せ』は9月22日より全国ロードショー