醍醐虎汰朗、地元の友人が助けに「たぶん調子に乗りやすい性格なんです」
中学以来の坊主頭になって
――坊主頭は中学生以来だと聞きました。でもサッカー部で坊主?
醍醐:あ、それは普通に反省坊主です。部活とは関係なく。今回、久しぶりに坊主にしましたけど、今の自分に坊主は見慣れなくて、数日は朝、鏡を見ても自分だと分かりませんでした(笑)。でも慣れるとすごく楽なので、「坊主、いいな!」となりました。
――中学のときは反省坊主だったんですね(笑)。本編で、入部してからの儀式として、先輩たちに1年生がそろって坊主頭に剃られるシーンがあります。あの撮影は本番で地毛を剃っているのでしょうか?
醍醐:そうです。一発撮りです。テストで動きを確認してから、本番を。失敗できないシーンなので緊張しましたね。でも原作漫画を読んだときから、あそこはすごく面白いシーンだと思っていたので、撮りたかったですし、ちゃんとできてよかったです。
坊主頭の集団でサウナに
――みんなで坊主になるというのは、普段の作品とはまた違った結束力が生まれるものですか?
醍醐:生まれます。すごく強い仲間意識があったと思います。あと、僕はもしかしたら高校生に見えるかもしれないですけど、チームメイトを演じた共演者の中には40代の方とかもいて、撮影はロケでホテルに泊まっていたので、みんなでサウナによく行ったんですが、そうした年齢もバラバラの坊主頭の集団がいるのは、かなり異様な光景だったと思います(笑)。
――鬼監督を演じた髙嶋政宏さんや、怖すぎて時々「小沢仁志さん」に見える先輩の3年生を演じた小沢さんとの共演はいかがでしたか?
醍醐:髙嶋さんは、ピンク系のお話が大好きな楽しい方でした(笑)。本当におしゃべりが大好きなイメージ通りの明るい方で、撮影に入るとスイッチが入る感じでした。小沢さんは、Vシネの怖い人のイメージが強いので、みんなで勝手に構えていましたが、ずっとフラットにいてくださって、とても優しい方でした。