醍醐虎汰朗、地元の友人が助けに「たぶん調子に乗りやすい性格なんです」
2017年に、初めての舞台出演ながら、一般公募オーディションから「舞台『弱虫ペダル』新インターハイ篇~スタートライン~」の主役を掴んでデビューした俳優の醍醐虎汰朗さん(21)。その後も2019年には新海誠監督のアニメ映画『天気の子』の主人公役にオーディションで選ばれ、第14回声優アワード新人男優賞を受賞しました。
映画では『#ハンド全力』『宇宙でいちばんあかるい屋根』などで印象を残し、現在公開中の映画『野球部に花束を』で、実写映画初主演を果たしています。
モテモテの高校生活を夢見ていたのに、流れで野球部に入部してしまい、部活に明け暮れる男子高校生を演じた醍醐さんに、本作での丸坊主刈りにまつわるエピソードや、この仕事を選んだきっかけ、原動力などを聞きました。
スポーツはポジティブだから好き
――実写映画初主演です。
醍醐虎汰朗(以下、醍醐):野球は未経験で、高校球児を取り巻く環境やしきたりなども無知だったので多少の不安はありました(笑)。説得力を持たせるために、撮影前にやらなきゃいけない作業が多いだろうなと思いました。あとはやっぱり初主演だったので、素直に嬉しかったのと同時に緊張を感じました。
――野球は未経験だったとのことですが、これまでの作品も自転車(『弱虫ペダル』)、バレーボール(『ハイキュー!!』)、ハンドボール(『#ハンド全力』)と、スポーツに縁があります。スポーツへの挑戦は好きですか?
醍醐:スポーツは好きです。スポーツってポジティブなものだから。体を動かしているからなのかな。スポーツはネガティブ部分があまりない気がするんですよね。
ボクシングとサッカーを同時期に
――ボクシングや空手も特技とのことですが、それらは俳優になってから始めたのですか?
醍醐:空手は幼稚園くらいからやってました。小学5年生まで続けて、辞めてすぐにボクシングを始めて中学3年生までやってました。
――中学時代はサッカー部だと聞きましたけど、部活動と平行して?
醍醐:そうです。今考えるとしんどそうですけど、当時は大変だとも思っていなくて、ただ楽しくやってました。