面接に通らない人がよくやる9つの「失敗の共通点」。真面目な話だけはNG
9.質問された時に止まってしまう
面接に失敗しがちな人の共通点、最後の9つめは「質問をされた時に止まってしまう」ことです。とはいえ、もちろん、想定していない質問をされて答えが浮かばず、頭が真っ白になってしまうことは誰にでもあるでしょう。
そんな時にぜひ試して欲しいのが「回答の最初に、聞かれた質問を繰り返す」テクニックです。「どういうこと?」と思うかもしれませんが、やり方はとても簡単です。
例えば「学生時代に頑張ったことはなんですか?」と聞かれた場合、一番最初に「はい。私が学生時代に頑張ったことは~~~~」のように話してから回答を続ける。これだけです。この方法を取るだけで1~2秒は時間を稼げるので、パニックにならず一呼吸おいて脳内を整理できます。
また、このテクニックは「質問に答えているうちに、回答の終わらせ方を見失ってしまった」時にも応用できます。実は話し始めたはいいものの、面接の場という緊張も加わり「あれ? この後、どうやって締めればいいんだっけ……」と着地を見失ってしまう人も少なくありません。
「サンドイッチ戦法」で乗り越えよう
そんな時は、回答の最後を「~~~~が私の自己PRです」のように「質問を繰り返す一文」で締めましょう。それだけで回答が迷子になりません。さらに終わり方が決まっているので、途中の内容も組み立てやすくなります。
この回答の一番最初と最後に「質問された内容」を繰り返す方法を、私は「サンドイッチ戦法」と呼んでいます。
面接で回答に詰まりそうになったら、もしくは着地を見失いそうになったら、この簡単サンドイッチ戦法を使って、「はい。私が学生時代に力を入れていたことは~~~~です。なぜなら~~~~だからです。以上~~~~が私が学生時代に力を入れていたことです」のように答えてみてください。
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正直「面接がすごく得意!」という人はあまりいないと思います。でも、今回紹介した「面接に失敗しがちな人の共通点」をしっかり押さえることができれば、面接の通過率は相対的に上がります。限られた時間の中で行う面接。最大限の力を発揮できるよう、減点ポイントは可能な限り減らしていきましょう。
「面接でやったらダメなことは分かった。でも面接の通過率をもっともっと上げていきたい!」という方は、こちらの連載の過去記事「就活で面接官が見ている最重要ポイントは?明日から面接に使える8つのテク」もご覧ください。
さらに面接の通過率を上げることができますよ!
<TEXT/株式会社UZUZ 代表取締役社長 岡本啓毅>