新幹線の自由席で“確実に”座るには?ヒントは「車両番号」にあり
どんな法則で決められているのか?
では、1列ではどの席から埋めていくのだろう。通常新幹線の横1列はABCの3列席とDEの2列席になっている。ふたり以上で乗る場合、何人で乗っても計算上、ひとりだけが離れた席になることがない。では、この1列をどのように割り振るのかというと、ひとり、ふたりの場合は基本的に2列席から埋めていく。これは3人指定の希望に備えてできるだけ3列席を残しておくためである。
このように自動的に割り振られていくが、じつは指定席は、「何号車のどの座席」かまで細かく希望を聞いてもらえる。せっかくだからいろいろリクエストしてみるのも手だ。たとえば、旅慣れた人は進行方向左側の窓側を選ぶといわれる。これは上りなら2人席のE席、下りなら3人席のA席だ。
左側通行で走行する新幹線の、一番左の位置にあり、列車同士がすれ違うときの衝撃音が少なくてすむからだ。また、座席幅でいうと3列席の真ん中のB席はほかの座席より少しだけ幅が広い。ゆったり座りたい人は3人がけの真ん中が穴場席だ。
そのほか、旅行客なら東海道新幹線に乗るときは富士山が見える側の席を希望するのもいいだろう。また、パソコンに使える電源付きの座席もある。自動券売機で座席指定できる昨今、好きな座席を簡単に選べるようになったので便利である。
<TEXT/レイルウェイ研究会>