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「そんな目で見てたんですね」に猛省…部下に恋した20代上司の“勘違い”

コラム

自分の失態を認め異動を願い出るも…

LINE

「大変なことをしてしまった……と胸を痛めていると、夜遅くにM子さんからLINEのメッセージが届いたんです。その中にあった『そんな目で見ていたんですね』の文言には胸を締め付けられました。M子さんが、ただただ仕事を早く覚えたいという一心でつなげたLINEであるのに、そのやり取りの中で、一方的な自分の言動に後悔しかありません」

 予想通り、翌日からの2人の関係はまるで仮面夫婦のように口数も少なくなり、時間だけが過ぎていきました。

「職場での仕事のアドバイスは従来通りしていますが、あれからお互いあの夜のことは話そうともしないし、あれ以来、M子さんからLINEさえも届かなくなりました」

 研修期限を迎える頃、健介さんは直属の上司に、M子さんとのこれまでの経緯を赤裸々に話し、異動願いを申し出ることにしたそう。親身になって一部始終を聞いてくれた上司は、一定の理解を示してくれました。その数日後、上司の口から出た人事はなんと、M子さんを地方支店へ異動させるというものでした。少し驚いた健介さんですが、その理由を深掘りすることなく仕事に戻りました。

まさかの逆告白に涙

 それから時は過ぎ、もともと勤勉なM子さんは、健介さん指導の元蓄えたスキルを発揮して、新天地でも成績トップを取っているという風の便りを耳にしていた健介さん。

「そんな中、半年ぶりにM子さんから改まった文面で一度あって欲しいというLINEが届いたんです。その内容は『今の仕事に対する評価が僕の指導の賜物で、あの飲みの席での自分勝手な行動を詫びたい』といった、感謝と謝罪だったのです。僕自身も複雑な思いで彼女の異動を見守っていたので、『ぜひ会いたい』と迷うことなく返信しました」

LINE

 実はM子さんも、健介さんの真摯な態度と、誠実な指導に感謝するとともに、自分の行動で勘違いをさせてしまったことへの反省の念が絶えなかったらしい。

 半年前に飲みに誘ったお店で久々の対面をした2人。なんと、今度はM子さんから「付き合っちゃいます?」と一言。びっくりした健介さん。でも、今までのことを思い出し、少し涙目になりながら少し間をおいて「うん」と返したらしいです。

<TEXT/ベルクちゃん>

愛犬ベルクちゃんと暮らすdigiart(デジアート)の担当者です。音楽心理学に基づいた「耳で飲むお薬®」をはじめ、メンタルヘルスに効果的な音声素材を独自のmeditone®テクノロジーで開発している会社です。心地良い睡眠、上質なリラクゼーションなど、心の弛緩をiOS・Androidアプリ向けに配信中。
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