旅行が上司からの嫌がらせ電話で台無しに。30代女性に起こった悲劇
職場におけるストレスのひとつとして、人間関係が挙げられます。特に上下関係が存在する環境では、上司が部下に対して高圧的な態度を取ることも少なくありません。陰口や嫌味、過剰な干渉など、嫌がらせをされる側は、私生活や精神面に大きな影響を及ぼします。
大手企業で働く土田里奈さん(仮名・33歳)は、意地悪な上司による被害を受けた一人。今でも許せない出来事であったと語ります。
大手広告代理店で働く女性
土田さんは、大手広告代理店で働く会社員です。
「広告代理店の営業を担当しています。この業界で営業職は忙しいといわれていますが、想像の通りの働き方ですね。土日も出勤することは珍しくないため、1週間のうちに休みがない日もあります」
そんな多忙な社会人生活を送って10年が経ちます。そして、久しぶりに楽しみが舞い降ります。
勤続10年祝いで旅行を計画
「私の会社では、入社10年目の勤続祝いとして旅行券をもらえます。そこで、他の同期3人と富士山に行くことにしました。みんなで同じ日に休みを取り、1か月前から旅行の計画を立てていました」
1か月前からワクワクしていた土田さん。ついに旅行当日を迎えます。ですが、そこで予想だにしない出来事が起こります。
「同僚と夜に大阪を出発し、新幹線で静岡へ向かう予定でした。その日は朝から登山や観光の準備をし、待ち合わせの時間に間に合うよう家を後にしようとしたところです。スマホに一本の電話がかかってきました。夜の時間帯だったので、緊急の連絡かもしれないと急いで出ると、会社の苦手な上司の声が聞こえたんです」