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吉田凜音21歳が明かす「本当の音楽を教えてもらった」“神様”との出会い

暮らし

背中を押してくれた「自分の神様」

吉田凜音

――吉田さん自身の、キャリアのなかで特に大きかった出会いを挙げるなら?

吉田:たくさんありますけど、さらに音楽を好きになったというか、本当の音楽を教えてもらったのは、SEKAI NO OWARIのFukaseさんとの出会いです。高校生のときにSEKAI NO OWARIさんが主催しているイベントに呼んでいただきました。クリープハイプさんとか岡崎体育さんとか、すごいメンバーがそろっていて、緊張しましたが、無事に楽しく終わって、ご挨拶して帰るときに、Fukaseさんから「凜音ちゃん、作詞作曲やってみなよ」と言われました。

 当時、何か自分でひとつの作品を作って、それを世に届けるということへの自信がなかったのですが、Fukaseさんが「僕も手伝うよ」と、イチから手伝ってくれました。そしてシングル曲「#film」をリリースできたんです。日本でトップバンドの方からこうして教えていただくなんて、普通経験できることじゃないですよね。

 背中を強く押してくれたFukaseさんは、私にとって神様ですし、ここからさらに音楽を好きになったというか、新しい楽しさを知ることができました。

かつてはずっと17歳のままでいたかった

猫と塩、または砂糖

(C) 2020 PFFパートナーズ(ぴあ、ホリプロ、日活)/一般社団法人PFF

――本編の絵美は、お父さんのアイドルとして「永遠の17歳」でいようとします。吉田さん自身は、そこから年齢を重ねていくことをどう思いますか?

吉田:実は私、17歳の頃に「ずっと17歳のままでいたい」と言っていたらしいんです。当時、『SEVENTEEN』というアルバムを出しましたし、かけがえのない数字だったのだと思います。でも今年で22歳になりますが、仕事でもプライベートでも歳を重ねることによって、いろんな楽しみ方があることを感じていますし、今は止まっていたいとは思わなくなりました。

――それはいつの間にか?

吉田:特に二十歳を過ぎてから、いろんな人と出会って会話をするようになって、それが楽しくなっていきました。一般のお仕事をしているお友達もいますが、芸能関係のお友達もいて、話を聞くだけで前を向けるような人ばかりなんです。そうした出会いによって、ここで止まっていたいといった思いは一切抱かなくなりました。

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