失敗しない計画の立て方。成功への近道は「目標の150%」と「急所」思考
単なるToDoリストになっていないか
それは「目的・目標」に対しての視点です。PLANとは、ただの行動計画ではなく、「目的・目標を達成するための行動計画」です。確かにAさんの計画には新規営業で必要な行動が並んでいます。が、目的・目標を達成できる行動計画、というよりは、行動することの羅列、ただのToDoリストになってしまっています。
その証拠に「この計画をすべて実行したら目標を達成できますか?」と聞いてみると、「これだけの行動では達成は難しいかも……」という返答が。もちろん計画ですから、やってみないとわからないこともあります。しかし、最初から「目標に到達できないかも」と自分でも感じる計画でスタートするなんて、なにか矛盾を感じませんか?
繰り返しになりますが、計画の時点ですべてやりきれば目標が達成できるというものになっていないといけないのです。ここからはPLANのあるTIPS(コツ)をご紹介します。
目標の150%で考える
まず、目標の150%を目指して計画を立てることです。「えぇ~、目標だけでもしんどいのにさらに1.5倍だなんて無理」という心の声が聞こえてきそうです。なぜ150%なのか。
例えば、仕事をしていると受注確実だと思っていた先からキャンセルの連絡が入ったり、緊急の業務が入ったり、思ったようにアポが入らなかったり……想定外の出来事は日常茶飯事のはず。
しかし、どんな想定外のことがあってもそれを言い訳にすることなく、自分の目標を達成させるのが、できるビジネスパーソンです。そこで、必ず目標達成できる状態を作るために、まずは目標150%にして計画を立てるのです。こうしておけば何があっても動じることはありません。また、すべてがそう手通り進んだ場合は大幅目標達成。いいことしかないのです。