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ホルモンや赤身はタレか、塩か?失敗しない「焼肉の注文」をプロに聞く

暮らし

 知られざる歴史、いい肉や店の見分け方と焼き方など、「焼肉」と一口に言っても、その奥は意外に深い。お店で焼肉を食べるときに、店員さんに聞かれて困ることの筆頭が「タレと塩どちらにしますか?」の質問だろう。タンは塩なのはなんとなくわかるが、それ以外はどうしたらいいのか――。

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※画像はイメージです(以下同じ)

 今回は、ライター/フードアクティビストの松浦達也さんの著書『教養としての「焼肉」大全』より、「たれか塩か……迷ったときの指標」について紹介する(以下、同書より抜粋)。

【第1回目の記事】⇒《焼肉をもっと美味しく食べるために、プロが教える「焼き方のコツ」》を読む
【第2回目の記事】⇒《焼肉で網を焦がさず、おいしく食べる焼き方。焦げをトングで削るのはNG》を読む

たれか塩か……迷ったときの指標はこれ

 肉を注文したとき「たれにしますか塩にしますか」と聞かれて返事に詰まった経験はないだろうか。まずは店のおすすめを頼むのが常道だが、「どちらもおすすめ」と言われたときはどうするか。

 基本パターンは「タンは塩」「レバー、ハツは塩でごま油を追加でもらう」「胃は塩(ギアラは味噌やたれでも)」「ホルモンは塩を基本にたれや味噌でもOK」「牛の赤身はたれ」というところ。ただし、あくまでこれは基本パターンと心得て、お店のおすすめがあれば、適宜切り替えるなど柔軟に対応すれば、焼肉の引き出しはますます増えるはず。

やはりタンは塩で堪能したい

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【タンは塩】
 わざわざ言うのもなんだか恥ずかしいが、やはりタンは塩で堪能したい。独特の香りが気になる人はレモン汁をたっぷりつけて。味噌やたれだと不慣れな違和感が先に立つかも。

【レバー、ハツは塩でごま油を追加でもらう】
 特にレバーは熱の通し方が難しいが、内部まできちんと温めたい。焼きやすくするためにも表面に油をまとわせたい。焼くためのごま油と焼き上げた後に調味用として使うごま油をきちんと分ける。何も聞かれず、たれで出てきたらそれがおすすめ。素直に受け入れる方向で。

教養としての「焼肉」大全

教養としての「焼肉」大全

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