寄附金を14億円まで増やした「日本一バズる公務員」が教える、SNS運用のコツ
人が知らない情報に価値がある
最初にバズったツイートは、2011年のもの。当時まだ学生だった私が、良く考えずに投稿したこちらです。『君たちにいい事を教えてあげよう。ゲーセンのプリクラでエロいのとか、キスしてたりキメ顔だったり色々恥ずかしい事してる人いっぱいいるよね。あれってさ、店員は履 歴 見 れ る ん だ よ。(原文ママ)』。
しょーもないつぶやきですが、孫正義の「被災地に100億円寄附します」とスヌープ・ドッグの「友達が死んだ」というツイートを抑え、世界リツイートランキングで1位に(当時の全世界Twitter登録者数は1億人くらいでした)。これ、10年以上経つ現在でもコピペが出回っていまして、「みんながちょっと知っているようで、実はよく知らなかった情報をつぶやくとバズる」ことがわかります。
たとえば、TikTokでバズっている「iPhoneでウェブサイトのページ全体をキャプチャする方法」など、一部の人間が「こんなの常識じゃね?」と思うような「だいたいの人が知らない情報」に価値があって、バズりやすい傾向にあります。
バズる法則はない。どんどん回そうPDCA
ここまですごく偉そうに語りましたが、バズる文章は1回、2回ではうまく書けません。一生懸命バズったツイートを分析しても、困ったことに普通にスベるんですよ!
そんなときは、勇気をもってひとり反省会をし、「なぜウケなかったのか」、「どこがおもしろくなかったのか」を言語化し分析します。そんなツイートなんてこの世から抹殺したいけれど、記念として、削除せずそのままにしておきます。
ビジネスマンなら割と有名なPDCAサイクルという仕事術があります。
・Plan(計画):データをもとに事業計画を立てる
・Do(実行):計画をもとに実行する
・Check(評価):計画どおり実行できたか、結果はどうかを評価する
・Action(改善):評価をもとに改善して、次の計画につなげる