<漫画>「レズ風俗のハードルを下げたい」有名経営者の曲げられない信念
女性スタッフが相談に応えてくれるサービス
――無料でレズ風俗利用に関する相談を受け付ける「レズ風俗ホットライン」を開設されたのは新しい試みだと思いました。
御坊:以前から、心のコントロールがうまくできず、使ってはいけないお金をレズ風俗に使ってしまったり、ルール外のことをキャストに要求したり、健全なご利用の仕方じゃないな、キャストやお店に依存しているのかもしれないな、といったお客様の存在は気になっていたんです。
いちばんのきっかけは、やはりコロナ禍ですね。2年以上つづく一方で見通しも立たず、ニュースやインターネット上ではネガティブな情報があふれているなか、これまでよりもメンタルを保つことがむずかしくなった方が増えたと感じてます。
そこで、女性スタッフがレズ風俗についてのお悩みに寄り添い、一緒に解決していく仕組みを設けました。お店を利用してみたいけど勇気が出ない、という相談に乗ることもありますよ。
20年、30年とやっていきたい
――2022年、「レズっ娘クラブ」は15周年を迎えます。今のお気持ちや今後の展望などがあればお願いいたします。
御坊:お客様とキャストが安心できる場を提供するのを最優先にしてきたから、15年間続けてこられたのだと思います。そうしていたら気づけばお客様から求められるようになり、キャストからも信頼を寄せられるようになりました。
今後もその思いを裏切ることなく、20年、30年とやっていきたいです。コロナ禍を乗り越えた後に実現したい計画がありますけど、いまはまだ秘密です。楽しみに待っていてください!
<取材・文/日比生梨香子 編集/ヤナカリュウイチ(@ia_tqw)>
【御坊】
1981年大阪生まれ、大阪育ち。大学卒業後、WEB制作会社に就職するも、24歳で独立。当時取引先に多かった性風俗産業に魅力を感じ、2007年に共同経営者2名とともにレズ風俗「レズっ娘クラブ」を起ち上げる。2009年以降は単独で経営。2010年にはレズ鑑賞サービスを提供する姉妹店「ティアラ」をオープンさせる。『レズっ娘クラブ ONE TiME ONLY』(白泉社)の監修も務める