なぜか成果が出ない人には特徴が…「PDCAサイクル」を正しく理解しよう
計画がただの「やることリスト」になっていないか
そうはいってもPDCAサイクルについての理解が正しいのかどうかよくわからない……という人も多いかもしれません。次のチェックリストは、よく陥ってしまいがちなPDCAの落とし穴です。みなさんも思い当たることはないでしょうか。
・計画を立ててはいるが、やることリストになっている
・計画通りやっているのに、目標に近づいていかない(目標に近づいている実感がない)
・計画を見返すと「顧客開拓」「テレアポ」「〇〇の強化」など10文字以内のワードが並んでいる
・そもそも他業務に忙殺されてしまい、計画がたてっぱなしになってしまっている
・うまくいっていないことが分かると、その原因も考えず、すぐ計画の修正にはしってしまう
・うまくいっていないと改善策をどんどん追加し、アクション地獄に落ちいってしまう
もし1つでも当てはまれば、PDCAサイクルの回し方を少し変えるだけで、あなたの仕事の結果が大きく変わる可能性があります。では、正しいPDCAサイクルとはどのようなものなのでしょうか。
具体的に何をすれば良いのか?
そもそもPDCAの各フェーズでは一体何をするべきなのでしょうか。詳しく説明していきましょう。
「P」→Plan:「計画」と言われますが、正しくは、「目的・目標を達成するための行動計画」を作ること。特にここでは「目的・目標を達成するための」という部分が非常に大事です。なぜなら、「計画がただのTODOリストになっていて達成するための」ものになっていないことが非常に多いからです。そもそも計画が目的・目標を達成するためのものになっていないと、どんなにPDCAを意識しても成果にはつながりません。
「D」→Do:「実行・行動」と言われますが、もう少し丁寧に説明すると「行動計画を実行する」ということです。単に「行動したかどうか」に主眼が置かれがちですが、行動の質を考えることも重要です。加えて、このステップでよくあるのが他の業務が忙しくて実行できなかったというパターン。計画を実行する時間を創り出すことも重要なテーマです。