優待廃止の流れが加速!それでも買うべき「株主優待が魅力」の5銘柄
逆境に強い優待オススメ銘柄5選
最後に優待銘柄選びの新基準に沿って、“逆境に強い優待銘柄”をまとめた。米国で金融引き締めが続くなか、波乱相場でも資産を守ってくれるだろう(※株価は7/1時点)。
【ヤマダホールディングス(東プラ・9831)】
株価:483円
PER:7.78倍/PBR:0.61倍
家電量販首位。近年は住宅・リフォーム、家具にも進出。100株保有で1000円ごとに500円の割引が受けられる優待券3枚がもらえる。「下落基調だった株価が、大型自社株買い発表で底打ち感あり、優待は日用品にも使える」
【KDDI(東プラ・9433)】
株価:4313円
PER:13.89倍/PBR:1.92倍
通信総合大手で優待は特産品が選べるカタログギフト。「ファンダメンタルズが良好で業績も安定していて今後も伸びしろがあります。優待改悪リスクはありますが、配当利回りが3%と高く配当銘柄としてもアリです」
【岩塚製菓(東スタ・2221)】
株価:3990円
PER:14.91倍/PBR:0.32倍
100株保有で1000円相当の自社製品がもらえ、保有株数に応じて内容がグレードアップする。「台湾系の世界的食品企業・旺旺企業集団に技術指導した経緯で同社株式5%を保有。多額の配当金を得ています」
【東日本旅客鉄道(東プラ・9020)】
株価:6806円
PER:42.79倍/PBR:1.07倍
優待は運賃割引券をはじめ各種割引券がもらえる。「優待廃止リスクが低く、運賃割引券は新幹線乗車時に重宝します。持っている土地を時価で評価するとバリュー株としても見られます。コロナ収束で業績回復に期待です」
【SFPホールディングス(東プラ・3198)】
株価:1603円
PER:24.32倍/PBR:3.32倍
居酒屋「磯丸水産」や「鳥良」を展開。100株保有で年間8000円分の食事券がもらえる。「優待内容が魅力的です。半面、優待人気で株価にやや割高感がありますが、コロナ収束で業績にアップサイドありと見ます」
<取材・文/栗林 篤>
【まつのすけ】
機関投資家の経歴を持つ、個人投資家で億り人。ブログ「The Goal」を運営し、クレジットカードやポイ活などにも詳しい