“優良物件”の旦那が抱える闇。結婚半年で「義父母と同居」を迫られ困惑
働いていない…義父に関する「衝撃の事実」
それからもとんとん拍子に話は進み、無事結婚に至り、その半年後には子宝にも恵まれます。慣れない育児に奔走しているところで、早見さんは夫から衝撃の事実を突きつけられたといいます。
「『そろそろマイホームのことを考えない?』って話したんです。そうしたら、『いきなりで申し訳ないんだけど、僕の実家に住まないか』と言われたんです。どうしてか聞くと……義父はまだ定年の年ではないにもかかわらず、働いていないこと。そして、実家のローンはここ数年も夫が払っていることを告白したんです。両親に、生活費の援助もしていると……」
実家への援助を考えると、都内でマイホームを持つことなどとても不可能だと夫に言われ、相当なショックだったといいます。
「想像していた未来が、ガラガラと音を立てて崩れていくような感じでした。さらに『子供が小学校に上がる前に、実家で両親との同居をはじめたい』と言われたんです。会社はどうするのか聞くと、地方の支店への転属の希望を出すとのことでした」
話し合いのたびに土下座されて困惑
教育費のことを考えると、実家に住んだほうが良いというのが早見さんの夫の言い分でした。
「最初はそんなの納得いかないと思ったんですが、子供を預けて、私も働けますからね……。話し合いのたびに土下座されているうちに『まあ、子供の学費を捻出するためには、彼の実家に住んだほうが良いのではないか』と思うようになりました」
そうして、やむをえず同居することになった早見さんですが、さらなる問題に頭を悩ませることになります。
「ただズボラなだけかと思っていた義父母は、人間関係もひどく適当で、地域で嫌われる存在だったんです」