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Z世代向け「キラキラドンキ」の人気商品は?“尖った店”が続々誕生

ビジネス

 ドン・キホーテは2022年5月3日、新業態「キラキラドンキ ダイバーシティ東京 プラザ店」をオープン。Z世代をターゲットとした店舗で、従来のドン・キホーテにない内装や品揃えが話題を呼んでいる。

ドン・キホーテ

キラキラドンキ ダイバーシティ東京 プラザ店

 キラキラドンキ出店の狙いと反響、また「驚辛ドンキ」や「メンズドンキ」など“特化型店舗”の出店を続ける背景を、キラキラドンキ店長の沢里優美氏と、ドン・キホーテを運営する株式会社PPIHの広報担当に聞いた。

Z世代の従業員の意見を取り入れた

ドン・キホーテ

キラキラドンキの店内。Z世代の店員の意見を取り入れているという

 筆者は、ドン・キホーテには「行けばなんでもある」イメージがあるので、家族や友人に対して「とりあえずドンキ見に行ってみようか」とよく口にする。常日頃から急に必要になった日用品や、安く済ませたい家具や家電の購入に重宝しており、同じような使い方をしている人も多いのではないだろうか。

 しかし、今回オープンした「キラキラドンキ」はその店名からも、若者が好む嗜好品が多く並んでいることが想像できる。どんなラインナップになっているのか、沢里店長は次のように話す。

「ドン・キホーテの品ぞろえをベースに、店舗のコンセプトにマッチした“映え”るものや、SNSで話題になっているような商品を揃えています。取り扱う商品は、Z世代の従業員の意見を取り入れながら選定していて、他社や他のドン・キホーテに取り扱いがないものもあります」(沢里店長、以下同じ)

カラフルなお菓子やアジアンコスメが人気

ドン・キホーテ

いかにも若者が好みそうなカラフルなお菓子が並ぶ

 具体的にはどのようなラインナップが並んでいるのだろうか。

お菓子の人気が高く、中でもグミの売れ行きがいいですね。たとえばアメリカのお菓子メーカーeFruttiの『ランチパックグミ』は人気です。ちょうどオープン時に日本に入荷し、新規展開した商品です。

 見た目が楽しい海外グミはZ世代には人気で、ドイツのTrolliが出していてハンバーガーの食品サンプルのような見た目が可愛い『ミニバーガー』も人気です。グミのほかには、写真をプリントした『AMER(アメール)』のキャンディもよく手に取っていただいています。オープン当初はメーカー製造が追いつかず、棚がからっぽになってしまいました(※現在は都心店舗でも導入済みの商品もあり)」

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